投稿者「AkihiroNakatani」のアーカイブ

2017年、新米収穫! 美味しい新米の販売始まりました!



 

今年2017年は、相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんの新米販売は10月16日から始まりました。
佐藤さんにお聞きしたところ、「今夏の天候不順にも負けず、昨年と同等或いはそれ以上の
美味しいお米に仕上っている。」とのことです。
皆さん、是非自慢の美味しいお米を味わってみて下さい。

 

佐藤さんのお米に、コシヒカリ特別栽培米(特栽米)というお米があることをご存知でしょうか??
詳しくはJA全農福島の「特別栽培農産物」と「特別栽培米の特徴」のページをご覧頂きたいのですが、通常より少ない農薬や化学肥料で栽培したお米を「特別栽培米」と言います。
佐藤さんの「特別栽培米」は、肥料には有機肥料を使用し、農薬はその基準より更に減らして(使用可成分9種類から更に4種類減)栽培。消費者の方の安全・安心を最優先にして栽培したそうです。

 

佐藤さんのお米はこちら!

<2017年新米>佐藤徹広さんのコシヒカリ

<2017年新米>佐藤徹広さんのヒトメボレ

<2017年新米>佐藤徹広さんの天のつぶ

 

2016年、新米収穫! 美味しい新米の販売始まりました!

2016shinnmai

 

今年2016年は、10月15日から相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんの新米販売が始まりました。
佐藤さんにお聞きしたところ、「今年は昨年より天候が良く美味しいお米に仕上っている。」とのことです。
皆さん、是非味わってみて下さい。

 

また、TOKIOが出演して福島が誇る農産物を紹介するテレビCM「ふくしまプライド」の新CMに佐藤徹広さんが登場しています。
新米の美味しさを決める国際大会「米・食味分析鑑定コンクール」で金賞を受賞した他の2名の生産者さんと一緒に福島のお米をPRしています。
10月14日から11月30日まで放映されますので、是非ご覧下さい。

 

佐藤さんのお米に、コシヒカリ特別栽培米(特栽米)というお米があることをご存知でしょうか??
詳しくはJA全農福島の「特別栽培農産物」と「特別栽培米の特徴」のページをご覧頂きたいのですが、通常より少ない農薬や化学肥料で栽培したお米を「特別栽培米」と言います。
佐藤さんの「特別栽培米」は、肥料には有機肥料を使用し、農薬はその基準より更に減らして(使用可成分9種類から更に4種類減)栽培。消費者の方の安全・安心を最優先にして栽培したそうです。

 

佐藤さんのお米はこちら!

<2016年新米>佐藤徹広さんのコシヒカリ

<2016年新米>佐藤徹広さんのヒトメボレ

<2016年新米>佐藤徹広さんの天のつぶ

 

【大野村農園】新ブランドの確立と本当の有機栽培を目指して――。震災から5年、ようやくスタート地点に立てた若手農家の苦難の道と今後の夢。

食育プログラムも実践している福島県相馬市にある大野村農園は、子どもも大人も楽しめる食のテーマパーク、といっても過言ではありません。実際、相馬本家スタッフ計4名で大野村農園にお邪魔したのですが、全員大はしゃぎ(笑)。かつ、楽しく食について学ぶことができました。

 

福島県相馬市にある大野村農園の代表・菊地将兵さん

 

代表の菊地将兵さんは真摯で、熱く、まっすぐな人。「ふくしま食育実践サポーター」でもあります。会って話せば、「大野村農園のものを食べたい。食べてみたい」と、きっと思うはず。将兵さんは、相馬市でかつて大野村と呼ばれた地域に畑を構えます。季節の野菜に加え、自然卵養鶏法と呼ばれる手法で育てた鶏(ニワトリ)の卵を「相馬ミルキーエッグ」として売り出し、地域ブランドの確立に尽力しています。産声を上げたばかりのミルキーエッグですが、早くも大人気。たくさんのメディアに紹介されています。

 

今回は、将兵さんが農家になったきっかけ、震災後の相馬における奮闘、有機栽培への想い、そして、有機栽培へつながる、相馬の新ブランド「相馬ミルキーエッグ」について、話を聞きました。

 

福島県相馬市にある大野村農園の相馬ミルキーエッグ

 

今回の記事は、ボリューム大です。話が勉強になり過ぎて、かつ面白過ぎて……。複数の記事に分けることも考えたのですが、スクロールしながらすべて読んでいただけるように1つの記事で書き切ることにしました。
項目ごとに読めるように目次をご用意しました。読みたい項目をクリックすると、該当の内容が読めるようになっています。お時間のある時に、じっくりと読んでみてください。本当にタメになります!

 

目次

 

マンガも描ける農家

相馬市出身の菊地将兵さんですが、ずっと相馬で暮らしていたわけではありません。また、最初から農家を目指していた訳ではないそうです。農家を志す決意に至るまでの、驚きの変遷を聞きました。
 

― 将兵さん、漫画の専門学校に通ってたんですよね、東京で?

 

漫画の専門学校は仙台です。仙台にも住んでいました。

 

― ということは、元々は漫画家になる予定だったんですか?

 

今も「予定」でいます(笑)。

 

― (笑)。そういえば、食に関する漫画を描きたいとおっしゃっていましたね。

 

はい(笑)。

 

福島県相馬市の大野村農園の代表・菊地将兵さんが描いたイラスト

・大野村農園のウェブサイトでは、将兵さんが描いたイラストが公開されています

 

― そもそもは農家になるという選択肢は頭になかったんですか?

 

あんまり考えてなかったですね。

 

― おじいちゃん、おばあちゃんが兼業農家でやっていたけど?

 

やっぱり跡取りではないので。最初っから受け継ぐものが無かったし。じいちゃんもばあちゃんも、結構厳しい人で、自分の場所は自分でつくれと。それで、どこか(違う所)には行くかなって。もう(16歳で)高校辞める時に決めてたんですよね、俺は絶対自分の道は自分でつくるって。

 

― それで仙台で漫画を。漫画はもともと好きだったんですか?

 

漫画は好きでした。昔から、ずーっと読んでて。(きっかけは)確か17歳の終わりくらいだったと思うんですよ。みんなが高校卒業するくらいの時期。なんか夜中に、「花田少年史(*)」っていう漫画のアニメ番組やってて。それ見て、すげー感動しちゃって。「なんだよ漫画ってすげーな!」って。で、「俺、そういや漫画好きだったし、ちょっと絵でも描いてみっかな」って思って。それで描いたら、「上手ぇんじゃねえかな?」って(笑)。

*花田少年史|日本テレビ http://www.ntv.co.jp/hanada/

 

― 意外に描けるんじゃない?って(笑)。

 

そうそう(笑)。そっから毎日描くようになって。1ヶ月後くらいには、「いけるんじゃないかな?」ってのが、もっと強くなって。で、「ちょっと、俺、漫画の専門学校に行きたいんだけど」って、いきなり親に言って。(親は)「えー!」みたいな感じだったんですけど。でも、「まあ何にもやんないよりはいいよ」と。「行ってみろ」って感じで行かしてもらったと。

 

ホームレス支援の炊き出しでの出会いで、農家になることを決意

専門学校の後は何をしていたんですか?
 

仙台に1年くらいになるのかなあ、住みましたね。漫画家を目指すように、腕を上げながら、フリーターやってて。で、その後……、なんか結構ダラダラになっちゃったんですよね。絵がどんどん上手くなっていくのはもちろんなんだけど。

 

― なるほど。

 

それで、ウチ、21歳までひいばあちゃんがいて、ひいばあちゃんが21歳の時に死んだんですよ。やっぱそれが……。ウチはじいちゃん・ばあちゃんに育てられて。でも、育てられてた時、じいちゃん・ばあちゃんは、まだ働きに出てましたから。一番一緒にいたのはひいばあちゃんで。それで、ひいばあちゃんが死んだ時に、「なんか、もういいかな。この辺に留まることもないかな」って。

 

― そうだったんですね。

 

で、死ぬ時も最後に「あんまり心配かけないでおくれ」って言われて、ひいばあちゃんから。やっぱそれ聞いたら、俺ってなんかいい人生歩んでないなって思って。
そしたら、兄ちゃんが東京にいるんですけど、兄ちゃんの部屋に住んでいいよってことになって。でも、東京に出たのはいいけど「仕事何しよっか」と思って。サラリーマンとか絶対やりたくなかったんで、万引きGメンってのを見つけたんで、やってみようかなって。

 

― どうして万引きGメンを?

 

(自分の家は)そんな、お金もなかった中でも、食えなくて困ったことはなかったなと。まあ、兼業農家だし。相馬は米もあるし野菜もあるし、何でもあるし。で、都会で、「何だろう、食えないって」って思うんですよね。

 

福島県相馬市にある大野村農園の代表・菊地将兵さん

 

― お金がないから食べられないって何だろうって?

 

うん。それで、見たいし、本人と喋りたいと思って、万引きGメンやってみようと。

 

― そういう経緯で。

 

平行して、ホームレス支援のボランティアにも行きだして。もっと知りたいと思って。で、その辺だったと思うんですけど、マザーテレサの本を読んだ時に、なんかすげぇなって。マザーテレサの本は皆さん読みました?

 

― いや、読んでないです……。

 

マザーテレサが日本に来た時に言ったんですよね。「日本人はもっと自分の国の人たちを見てあげてください」と。海外ばっかり助けようとしないで、日本もと。

 

「日本みたいな国では私は必要ないと思ったけど、違った。日本にも貧しい人はいた」。

 

その文章を見た時に、ああそうだよなって。海外の子どもたちを助けるのも全然いいことだけど、なんでみんな日本人助けたいって言わないんだろって思った時に、やっぱどうなってんだろって思いましたね、日本の貧困が。

 

で、見たいと。見たいし本人たちと喋りたいと。それで、万引きGメンとホームレス支援両方やってみようと。ホームレス支援のボランティアをしながら、月に2回、第2・第4土曜日に炊き出しして、あと週1回、夜回りってのをやってましたね。

 

― 夜回りも。

 

夜回りは駅で寝ている人の所を周って、おにぎりを配ったり、「体調悪くないですか」とか聞いたり。あと、「今月何日に炊き出しやるんで来てください」っていうチラシを配るのをやったり。自分も万引きGメンで、貧しい人を捕まえた時は、炊き出し情報のチラシを渡してました。お金がなくて3日くらい食べてなくて、盗んじゃう人っていたんで。知らないんですよね、炊き出しをどこでやってるってのを。(そういう人に)「ここで炊き出しやってるから行ってください」って言って。もっともっとそういう流れが増えたらいいなって思って。

 

さらに、(当時)池袋でホームレス支援してたんですけど、僕は横浜に住んでたんですよ。それで、俺が今住んでる所にもいるよなって思ったんです。何だろう、グループで活動している時だけしかやってなかったら、なんか変じゃねえかと。別にグループに入っていない所でも、自分が住んでいる所ででもやったらいいんじゃねえかと思って。

 

それで、(横浜の)菊名って所に住んでたんですけど、そこでもおにぎり持って、「いないかな?」って周るようにしたんです。で、周ってみて、見つけたら、その人たちにもおにぎりを渡したりするようにして。それで、どんどんその人達と仲良くなって。もう、顔も覚えてもらって。
図書館の前のコンクリの所で寝てたりするんですよね。雪とか降っても普通にダンボールで寝てたりして。でも図書館の人たちには出てけって怒られて。厳しい世の中だなって思った。何だろな、もう感覚がすべて他人みたいな、向こうは。

 

僕はひいばあちゃんを尊敬してるんですね。家族から聞いた話だと、ひいばあちゃん、戦争の時、東京から逃げてきた人たちをかくまって、ご飯も食べさせたみたいなんです。で、戦争が終ってから、その人たちが東京に戻っていった後も、必ずお礼をしに来たって。そういう話を聞いたら、ホントそうだよなと。困ってる時に助けてあげる。そういう人たちってやっぱり一番かっこいい。そうやって思ってたから、僕も同じようにやりたいと思ってたし。

 

でも、ある時、やっぱ躓くんですよね。助けられない部分まで出てくる。自分の力がないから。お金もないし。自分でおにぎり握るとか言ったって、おかずを買うとか、ふりかけを買うお金とかも無くなってくし。米だって、ばあちゃん家から送られてきたのでやってきたけど、俺の食う分もなくなってきたし。池袋まで通うのだって電車賃かかるし。どんどんどんどん無くなってきて。

 

どうすればいいだろうと思っていたら、ある時、炊き出しに岩手の農家が米持って来て。何袋も持って来て「使ってやってくれ」と。もうそれ見たら、うわ、すごいと思って。何百人も一気に助けちまったと。んで、もう答えが見えた感じですよね。ああそうか、農家だって。

 

福島県相馬市にある大野村農園の代表・菊地将兵さん

 

― そういう理由があって農家を志したんですね。そこから色んな所に研修に行って。

 

はい、もうすぐに。辞める方向にして。ホームレス支援の人にも、「こういうことなんで、俺は行ってみようと思います」と伝えて。「頑張って来いよ!」ってホームレスの人たちにも言われました。

 

何でもやりまくった研修時代

貧困に直面する中で、農家になるという答えを見つけた将兵さん。決意をしてからは、すぐ行動。日本のあちこちで知見を広めたそうです。
 

― 結構色んな所に研修に行かれたんですよね?

 

行きました。最初は群馬に行って、その後、南相馬の小高に行って、後は香川県に行って。香川県は三軒の農家さんを周って。あと茨城、三重。

 

― やっぱり勉強になりました?

 

すごかったですね。例えば、相馬で家が農家だっていう人が1年間勉強するのと、1年どころじゃない、5年くらい家でやるのに比べて、他県でバリバリ第一線でやってる農家のとこに住み込んで、半年とか1年やるのとでは。(他県の半年~1年で)同じくらいのレベルになっちゃうと思います、こっちの5年と。

 

― へぇ! それって何が違うんでしょうか?

 

本気度が違う。向こうは専業で、それだけで食ってくみたいな本気さで。あと、僕だけじゃなくて、色んな県から来てるんですね。香川県の農家だと、社員も含めて30人もいた時があって。その人たちとやりあうっていうか。特に香川だと、インドネシア研修生とかもいて。めっちゃ早いんですよね。

 

― 技術の吸収がですか?

 

考え方が違うんです。向こう(インドネシア)って月収2万円くらいらしいんですよね、日本円にしたら。でも日本だと、それが十何万円もらえる訳じゃないですか。「お前辞めろ」とか絶対に言われたくないじゃないですか。だから、向こうは「絶対に日本人には負けねえ!」って本気で動いてる。金持って帰るために。

 

でも、日本人ってそういうのに負けちゃうんすよ。日本人みんな、「やっぱ海外のインドネシア人って早いよねえ」とか言うんすよ。でも、僕は、「違うだろ!」と。背格好も同じようなやつらに負けてて、「早いよねえ」で済ませんじゃねえよって。「俺福島から来てるし、負けたくねえよ」「福島って駄目だよねって言われたくないよ」って。

 

そこで段々段々、「福島、相馬で育った」っていう想いが、強くなってくるんすよ。みんなで夜酒飲んだりして、誰が酒強ぇかとかも始まるし。もう負けたら、「なんだ沖縄、酒弱ぇじゃん」とか、そんな感じになるんです。そうすると「福島は強いぞ」って思いになる。酒も負けないし、その次の日は仕事も負けたくないしとか思ってくるし。いつの間にか段々、福島背負うという気持ちも強くなってきて。

 

― なるほど。

 

研修もレベルが高かった。香川県は本当にすごかった。日本で一番狭い県なんですよ。日本で一番狭い県なのに、色んなものの生産量とかが、必ずベストファイブくらいに入ってくる。田んぼが終わったら、すぐ畑にするんですよ。

 

― 田んぼを??

 

田んぼをです。田んぼと畑を分けるほど面積がないから。

 

本気でみんなやる気なんですよ。そういうのは、いつまでもここにいたら味わえなかった。

 

それと、香川県は狭いから、おっきい機械が入れない。そうすると、手作業が多くなる。「クワ一本で、畝(うね)立ててこい」とか、そんなんばっかりで。あと、田んぼで(畑を)やるから、水の排水技術とかも勉強になりました。「畝を普通より高くして、水が溜まらないようにして野菜育てるんだ」とか。そういう細かい技術とかが本当にすごくて。

 

クワ一本持たされて、トラクターに乗れるようになるまで、一年かかりましたね。乗せてももらえなかった。「お前はまずクワからだ」って。やっぱ大変だったけど、もうそこでクワ覚えたから、その後茨城とか行っても、クワを持ってやらされたら、「え? キミ、なんかめちゃくちゃ上手いな」とか必ず言われたし、どこの県に行っても、「残って社員になんないか」って言われましたね。

 

― すごい!

 

僕はすごい行きたがりなんです。香川行ってる時は、休みの日とかも隣の農家とかに「お金いらないからやらせてください」って言って、玉ねぎとか運んだりもしました。それで、そっちの社員に怒られるんです。「やめてくれ、そんなに動かないでくれ」って(笑)。

 

― (笑)。

 

福島県の沿岸地域・相馬市にある大野村農園の代表・菊地将兵さん

 

「キミが無料でそんなに動いてたら、俺が困るじゃないか」って。「俺が働いてないみたいに見えるじゃないか」って(笑)。

 

古里(ふるさと)・相馬でマイナスからのスタート

様々な農家さんの下で修業をし、知識と技術を身に着けていく中で、将来どこに腰を据えるかについても考えるようになったと将兵さんは言います。しかし、相馬に戻ることは、身内からは反対されていたそうです。
 
だって、(自分の)土地もないし、住む所も無いですし。

 

― 帰る場所が無いというイメージがあったんですか?

 

ありましたね。もう俺ん中では古里(ふるさと)は無くなったみたいなイメージでした。でも、無くなったけど、一番思い出深いのはもちろん相馬だし。そういうのがあって、どこでやろうかっていうのは悩みましたね。香川とかで、「ウチに残って社員になれよ」とか「独立したければ畑貸してやるよ」って言ってくれる社長さんたちもいたし。香川でもいいのかなって思いましたけど。

 

― 実際戻ってきたのは震災後……

 

でした。

 

― きっかけって何だったんですか?

 

やっぱ震災が大きかったと思いますね。戻りたい、どっかでやりたいってのが色々あった中で、震災があって、ああどうしようって。

 

いろいろ悩んで。どのくらい悩んだかな……。本当にあの時はもう、無理かもしれないって。放射能だの何だのって、とんでもないニュースばっかりだったし、出来ないかもしれないって思った時、でもとりあえず帰りたいと思ったんです。

 

ようやく戻れるような目途がついたのが5月くらい。バスがようやく出るようになって。そん時に、相馬の農家さんと喋ったんですけど、その農家さんは「(畑を)やる」って言ってて。それで、「ウチに来ないか」って話をもらって。「じゃあアルバイトで行かしてもらう」という話になりました。ただし、いずれ独立するという前提で。

 

でも、できるかなって不安は相当ありました。(放射性物質が)出るかもしんないし。まだ震災後の5月とかなんて、何から出るから分かんないし。怖かったですね。種播いてから野菜って、3ヶ月とかかかるわけじゃないですか。その3ヶ月の間、世話だけしてても「これは食べれるんだろうか」って思いましたし。

 

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(相馬に)帰る時も、まだ結婚してなかったんですけど、妻の方の両親たちには「なんで今、香川(*)から出て行かなくちゃいけないんだ」って、随分言われたし。だからこそ、最初に(自分だけ)戻って、「僕が1年くらいやって、大丈夫そうだったら結婚さしてもらいます」って話に。ダメだったら諦めますっていう感じで。
*将兵さんの奥さんのご実家は香川県

 

周りが認めてくれて、進んだ開拓

人脈も土地も道具もない、さらには放射性物質の不安……。ネガティブな状況下で相馬に帰り、農家を志した将兵さん。振り返ると「あの頃には戻りたくない」と言います。一方で、がむしゃらに、ひたむきに頑張る姿に、周りが認めてくれはじめました。
 
― 1年ほどやってみて、どうでしたか?

 

結構不安はありましたね。まず、どこに売ればいいかすらも分かんなかったし。道具も無いし。この家(現在の住まい)も貸し家なんですけど、この家が見つかったからまだ戻って来れたようなもんです。大変でしたね。もう、戻りたくないです、あの2年間くらいには(笑)。めちゃくちゃキツかったですね。
最初、新地のあぐりやさん(*)とかに野菜を出せるようになったんですけど。まず直売所にはどうやって野菜を出せばいいんだろうって、その辺の話からですから。
*しんち地場産市場 あぐりや http://www.shinchi-town.jp/insyoku/288.html

 

― 人脈も何もかもゼロからの状態ですもんね。

 

でも、周りが認めてくれるんですよね。

 

― 周りの農家さんたちが?

 

そうですね。最初、畑をちょこちょこやってたら、「良かったら使うか」って人が1人、2人と出てきて。それで、「使わしてもらいます」って。

 

あと、部落に入って、部落の花見とかに行って、この辺の部落のおっちゃんたちに、酒注いで回りながら「畑とかあったら教えてください」とか聞いたり。そしたら「トラクターあるぞ」とか紹介してくれて。そういうのがどんどんどんどん広がって行って。

 

あとは「お前いつ寝てんだ」って言ってくれたり。「朝行っても、お前の方が先に畑にいるし、夕方帰る時も、お前真っ暗になってもトラクターやってるし」って、みんな見くれていて。「お前頑張ってんな、なんならあそこ空いてるけど、使うか」って。どんどん広がって。

 

― すごいですね! 開拓していくって感じですね。

 

ひとつずつ、そんな感じでやってきましたね。そしたら、もうあっという間でしたね。どんどん広がって。もう今では断ってます。そんなにやれませんって(笑)。

 

― (笑)。 今育てている野菜はどのくらいですか?

 

1年前とか2年前は本当にもう、毎日休みなしの、いつ寝るんだよってくらいやってて。その時は年間30種類くらいやってましたけど。ちょっと減らしましたね。

 

― ある程度絞るように。

 

少しずつ減らしました。それでも季節ものはほとんどやってますけどね。トマトもナスもやってますし。白ネギ、ブロッコリー、キャベツ、白菜、玉ねぎ、にんにく、じゃがいももやってるし。大体はやってますね。

 

福島県相馬市にある大野村農園で育てられたブロッコリー

・取材時、研修生の方などがブロッコリーの出荷作業を行っていました。

 

本当の有機栽培を目指して、養鶏もスタート

福島県相馬市の新ブランド「相馬ミルキーエッグ」を産む鶏たちの小屋
 
古里でありながら、土地も人脈も何もない状態から自身の農家としての土壌を開拓してきた将兵さんは、現在、自然卵養鶏法による地域の新ブランド「相馬ミルキーエッグ」を販売し始めました。このミルキーエッグを始めるきっかけは、有機栽培に対する想いからなのです。良質な卵を育てるためだけではなく、将兵さんの目指す有機栽培に必要な鶏糞を採取するためでもあるのです。

 

― 有機栽培に取り組みたいという想いはもともとあったのでしょうか。

 

最初から興味はありましたね。やっぱり自然を壊していくのは好きじゃないと思ってて。

 

― 将兵さんが目指す有機栽培とは?

 

研修で色んなところ周ってきましたけど、“嘘”とは違うんだけど、「それで有機栽培でいいのか?」っていうのもいっぱいで。例えば、北軽井沢は有機で売ってるんだけど、これが有機でいいんだろうかっていうやり方で……。

 

昔は自分たちで落ち葉を集めてきて堆肥を仕込んで、それを畑に戻して、栽培してたんだけど、今、有機肥料ってのが売られてて。その袋を買ってきて、それを畑に播けば有機栽培ですっていう……。でも、「これは化成肥料とほとんど変わらないだろ」って。化成肥料が有機肥料に変わっただけで……。

 

循環をしてないなと、そもそも。自然に優しくとも何ともないし、人をだますような有機だなと。

 

それで、俺はこっち帰ってきて、落ち葉集めて、踏み込み(*)作ってやってみたら、「放射能が高いからダメだ!」って……。「相馬市では落ち葉を取らないでください」と……。
*堆肥を仕込むための木枠

 

自然のものを使わないでくださいって言われちゃったら、俺はどうやって有機栽培をやったらいいのかと……。だから、さっきも言ったように、(有機肥料を)買ってくるしかねえのかと。でも、それは俺の目指している有機じゃない。それで、悩んで。でもとりあえず、どうしたらいいか分からないから、普通に栽培やりました。普通の栽培から勉強することもすごく多いんで。それを有機に生かせることもすごく多いし。

 

― なるほど。それで、まずは通常の栽培を続けてきたと。

 

で、去年、そろそろ時期は定まったと思って。有機栽培のために肥料が必要だったから。落ち葉がダメなら鶏たちの糞(鶏糞)を使いたいなと。

 

あと子供たちも生まれて、やっぱり良い卵を食わしてやりたいと。良い卵なんて、(そうそう)無いなと。卵もまた嘘だらけな業界で……。鶏達を本当に密集させて、押し込んで飼ってるのに、エサだけ良いものだけを食べさせて、「良い卵です」って売り出したり。

 

そうじゃないだろうと。本当にすべての部分を良くしていかないと。それはさっき言った有機栽培と同じで。

「その肥料を買って育てたから有機だ」じゃないでしょうと。

 

「お前んとこのは食べさせられない」から、「子どもたちに食べさせたい」と言われるように

これまで、さまざまな生産者や製造者の方々が、原発の影響を口にしてきましたが、将兵さんも同じく、悔しい出来事に直面したそうです。その悔しさが「なにくそ!」と、自分を奮い立たせる原動力にもなっているよう。まさに、開拓者です。
 
震災後、地元に帰ってきて野菜育てていて、一番キツかったのは、同級生で、ちょうど子供産んでる人たちがみんな、「お前んとこの野菜は、悪いけどウチの子どもたちには食わせらんねえ」って言われたことです。そんなこと言われんの、他の県ではないと思うんですよ。同級生が野菜育ててるんだったら、喜んで買ってくれると思うんですよ。(そう言ってくれる人は)一人もいなかった。みんなから直接言われました。いらないって。

 

― そんなことが……。

 

もうボロクソでしたね。で、そういうのを味わったから、なおさら、「子どもたちに、これ食べさせたい」って言われるものを生み出してやりたいって思った。なんかリベンジしたいって。そこで、卵どうだろうかっていう感じでしたね。だから今、本当に嬉しいですね。「ウチの子に食べさせたい」って相馬の人たちは言ってくれるから。

 

福島県相馬市にある大野村農園の代表・菊地将兵さん

 

相馬市の助産所でも、ミルキーエッグを使ってくれて。ずっと相馬のものを食べさせたくないって言われてたのが、助産所で使ってくれるっていうのは本当に嬉しい。

 

なんか、他県だったらゼロからのスタートって言えるけど、ゼロじゃないんですもん。ものすごいマイナスからスタートして、去年からようやくスタートできたって話です。有機栽培やりたいって思ってて、やり始めるのに4年かかったんですからね。

 

東電の補償もないし。震災後に始めた人は補償の対象外ですって。じゃどうすればいいんだって思いますよね。こんだけ売れないのに、震災前に売ってきた実績がないから、補償できませんって。「頑張ってください」って言われたって、何を……って。

 

でも僕が、イチからやるんだっていうのを諦めたら、もう相馬でイチからやるって人は出ないんじゃないかって。僕の次なんて出ないんじゃないかって。各地周って勉強して、結構技術つけてきたって人で、ゼロから始めるって人は、僕以外、相馬ではいねぇだろうと思って。余計やめらんねぇなって。

 

新ブランド「相馬ミルキーエッグ」の特徴と、鶏の面白い生態とは?

自然に近い環境を整え、手間をいとわず丁寧に育てた鶏たちからいただく恵みの卵。現在は予約待ちの状態が続くほど人気を博しています。ミルキーエッグは、普段私たちが食べている卵とは見るからに違います。その特徴と、野生の動物の驚きの生態とは?
 
福島県相馬市にある大野村農園が自然卵養鶏法で育てた鶏の卵「相馬ミルキーエッグ」

 

(少し割れた卵を出しながら)これ、割っているヤツ(鶏)がいて。クセが悪いヤツがいるんですよ、鶏ん中にも。卵食うヤツもいるんすよ。

 

― えー!!

 

なんかの弾みで割れちゃった卵は、鶏たち、みんな食べるんですよ。野生の生き物ってそうなんですよ。自分の栄養に戻すんですよね。エネルギーに。野生の犬とかもそうらしいんですよ。子どもを5匹生んで1匹死んでたら、親が食ってまた乳出すエネルギーに変えるっていう。まあ、そのパターンらしくて、鶏も割れちゃった卵を見たら、食べるんですよ。殻すら残んないくらい。だけど、それで味をしめたヤツが、割ってやろうかなって(笑)。

 

― えー(笑)!

 

そいつクセ悪くて、俺も探してたんですよ。毎日一個ずつくらい割られるから。誰だか分かんないんすよ。で、今日たまたま「こいつじゃねえの?」ってのがいて、ガシっと捕まえて隔離しましたね(笑)。

 

― 卵、写真で見ましたけど、やっぱり見た目が違いますね。

 

違いますね。そもそも、自然卵養鶏法っていうんですよ。あの、奇跡のリンゴの木村さん(*)の自然農法の卵版があるんです。もう昭和の時代には確立されてたんです。やる人がほとんどいなかったんですけど。それを相馬でやりたいなと。だから、オリジナルってわけじゃないんです。そんなに難しいことではなくて、自然に近い形で、野生のキジに近いような形で育てるんです。例えば、キジは冬でも太ってるんですけど、胃袋を見てみると腐葉土とかも食べてるんです。で、そういうのを再現すると。
木村興農社【木村秋則オフィシャルホームページ】 http://www.akinorikimura.net/

 

― なるほど。そうやって育てた鶏たちの卵、盛り上がり具合が違いますよね。

 

違うと思います。季節によって変動はしますけど。チビ(小さい卵)は、割った時すごかったですね。殻が「堅っ!」て思いましたよね。割ってみます?

 

将兵さんからスタッフに卵を受け取って、割ってみたところ、確かに堅い。そして、卵の弾力が違うことが、見てわかります。

 

― 全然白身が違う! 全然違いますね、やっぱり。

 

福島県相馬市にある大野村農園の自然卵養鶏法による鶏卵「相馬ミルキーエッグ」

福島県相馬市にある大野村農園の自然卵養鶏法による鶏卵「相馬ミルキーエッグ」

 

ウチの子どもは大好きですね。何もかけなくても美味しいです。あと、(特徴として)混ざりにくいっていうのはあります。

 

― 卵がしっかりしているから?

 

そうそう。自然卵養鶏法ってので育てると、黄身と白身の間のゼリー状のやつが、すごく強くなる。

 

― そのゼリー状のやつは白身とは言わないんですか?

 

白身じゃないんです。その間のやつは、濃厚卵白っていうんです。あと、黄身もこのくらいの色がちょうどいいんですよ。すごい濃すぎる赤いのとかは、あれは嘘なんで。あれは添加物なんです。鶏にそういう色素のものを食べさせて、赤っぽくさせて、良い卵に見せてるんです。

 

僕はそういうのは反対で。食べる人をだますような行為じゃないですか。なんか、そんなことしなくていいんじゃないのって。だって漢字の黄身は黄身なんですから。僕も言われることがあるんですよ、「なんで赤くないんですか?」って。そういう時は実際に来てもらって、直接喋って、それで納得してもらう。

 

そういうのを変えていかないと。添加物が良いって思われるのは嫌ですから。

 

薬じゃなくて、育て方で強くする! 大野村農園の自然卵養鶏法と楽しい食育体験

おそらく全国的に見ても知っている方は少ないであろうこの養鶏法、どのような物なのか、実際に鶏舎で説明してもらいました。そこには、なるほど!と思えることがいっぱい。また、「ふくしま食育実践サポーター」としての活動や、子どもや親御さんの反応などもお話いただきました。
 
まず、驚いたのが、ヒヨコから育てているという点。それも、生後1日のヒヨコから。

 

ウチでは、生後1日のヒヨコを買ってきて(2日目から)育てているんです。なんでかと言うと、鶏の強さって生後1週間くらいで決まっちゃうからなんですよ。でも、卵を産むようになるまでに、5~6ヶ月くらいかかるんですけど、その間はエサ代だけがかかるんです。だから、他じゃあできないし、やってないんです。通常は卵を産む程度にまで育った鶏を買ってくるんです。

 

普段何気なく食べている卵ですが、その業界の裏側を知ったのは、この取材日が初めてでした。

 

強い鶏に育てるために、エサにもこだわりが。

 

生後2~4日くらいまでは、玄米を食べさせて胃を強くする。これが白米だと胃の中で水分を含んで膨らんじゃって、鶏たちも「苦しい」ってなっちゃうんです。で、次に野菜や草を食べさせて、野生の食事に慣れさせます。あとは徐々に、タイミングを見極めて自分で配合したエサを食わせます。

 

エサを実際に見せてもらいました。発酵させているため、触ると温かい。

 

これがエサなんですけど、相馬のクズ米とか、米ぬか、魚のアラなんかを入れて発酵させるんですよ。野生のキジなんかは腐葉土も食べるんですけど、鶏の健康には発酵食品が不可欠なんです。

 

福島県相馬市にある大野村農園の自然卵養鶏法による鶏卵「相馬ミルキーエッグ」を産む鶏たちのエサ

・鶏たちの健康を考え独自にブレンドしたエサ

 

あとは、今の時期(冬)は毎日キャベツをあげてます。今、小屋は2つあって、それぞれ100羽くらいなんですけど、1日軽トラ1台分のキャベツを与えてますね。夏は草を食わせてるんです。鶏は草を食べるんで。

 

鶏って硬いもんが好きなんすよね。キャベツも芯の部分がすごい好きで食べてます。でも、市販のエサって粉状じゃないですか。これが鶏たちにとってストレスになるんですよね。

 

ストレスという点では、鶏舎の広さも挙げられます。例えば、身動きができない鶏舎で、エサだけを食べさせられる。これを人間に考えたら、とてつもないストレスでしょう。

 

この小屋ひとつで100羽くらいで、今2つの小屋を使ってるんですけど、このくらいが調度いいんです。自分も、鶏たちの体調を把握できる広さだし。

 

ひとつの小屋の中には、卵を産む場所と、普段エサを食べ、遊べる何もない場所、そして、鶏たちが眠るために建てられた少し高台になったスペースがあります。この小さな組木のスペースは、将兵さんのおじいちゃんが作ってくれたそうです。小屋の中には日光もほどよく差し込み、鶏たちも心地よさそう。天気の良い日は、小屋の外を散歩させることもあるそうです。

 

環境とエサに加え、飲み水にもこだわりが。

 

水にはヨーグルトを入れてるんです。あとは納豆も。鶏たちが元気がなさそうだなって思ったときは、ウチで作ってる無農薬のニンニクも入れたりします。もうホントに見て分かるんですけど、みんな元気になります。あとは、寒いときは唐辛子を入れたりもします。

 

福島県相馬市にある大野村農園が手掛ける自然卵養鶏法によるブランド卵「相馬ミルキーエッグ」の鶏舎

・鶏たちの事を考えた飲み水

 

ニンニクを食べて元気になると聞いて、人間も鶏も一緒だな感じさせられました。

 

人間も鶏も一緒なんだと思ったことのひとつが「夏バテ」です。鶏も、僕らと同じく夏は苦手なのだとか。
夏はバテるんですよ(笑)。なんで、そん時にはスイカをやって体を冷やさせてます。夏野菜って、体を冷やすようにできてるんですよね。だから鶏たちもバクバク食うんすよ(笑)。

 

福島県相馬市にある大野村農園の代表・菊地将兵さん

 

それにしても、ここまで一羽一羽の体調を管理して、しかも卵を産むことのできないヒヨコから育てるというのは、中々できないことだと思います。この手間やコストをかけることができないから、一般の養鶏所では鶏に抗生物質やビタミン剤を与えるのだそうです。薬で鶏を強くする。

 

でも、将兵さんの考えは違います。薬じゃなくて、育て方で強くする。

 

自然に近い環境を作るうえで、もうひとつ驚いたことが、鶏に小石を食べさせていること。

 

たまに小石も食わせてます。鶏って歯がないんですよ。だから食ったものをすり潰すために小石を食べて、それを体ん中で利用してるんです。

 

話を聞いていて、何度「へぇ!」と言ったことか(笑)。鶏や卵って、身近な食材ですが、知らないことが多すぎました。スタッフ一同、この日は、取材という名の楽しい勉強会という気分でした。

 

将兵さんは「ふくしま食育実践サポーター」でもあり、食育プログラムも実施しています。鶏舎を見学したり、鶏の卵を採ったりという体験ができるのです。お子さん連れで参加する方も多いそうです。我々大人のスタッフがとても楽しかったので(笑)、お子さんもきっと大喜びでしょう。

 

そして、普段スーパーに売られている卵がどうやって生まれるのか?ということを知るための、学びの場になるはずです。

 

ここで、過去に開催されたプログラムをここでご紹介させていただきます。

 

 

上記の様なイベントだけではなく、個別に受入れもされているとのことですので、ご興味のある方は、ぜひお問合せしてみてください。楽しい度、ためになる度は、我々が勝手に保証します(笑)。

 

 

———————————————————

大野村農園

Email:oonomura.nouen@gmail.com

ウェブサイト:http://oonomuranouen.wix.com/soma

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さて、震災後に相馬に戻り、農家を初めて6年目を迎えた将兵さんと大野村農園。相馬ミルキーエッグという新たなブランドも誕生したところですが、今後、注力したいことについて、聞いてみました。

 

有機栽培はもちろんだし、ミルキーエッグを定着させたいっていう想いはあります。食べ通(*)の獺庭さんも、ミルキーエッグを使ったギフト商品なんかも考えてくれていて。やっぱり安いものではないので、そんなにいつも買うわけにはいかないかもしれませんが、なんかの記念事に使ってほしいです。あとは、相馬に来た人が「相馬にはミルキーエッグがあるから」って、手土産で持って帰ってくれるのが一番嬉しい。そんな風になってけばいいなって思ってます。
*そうま食べる通信:毎号、相双エリア(相馬~双葉)の生産者をピックアップし、取材記事とともに生産者の育てた・獲った美味しいものをセットにしてお届けする定期購読型の「味わう雑誌」。現在、編集スタッフでギフトショップ「紀の国屋を営む獺庭さんが、相馬ミルキーエッグを使ったギフト商品を企画中なのだとか! そうま食べる通信に関して、詳しくはコチラ→http://taberu.me/soma/

 

仲間、募集中です!

― 将兵さんのところは研修生の受け入れも積極的ですよね?
 
そうですね。相馬でやって欲しいって思ってますし、いまだに「相馬でやんねえか」って結構言います。できれば増やしたいですよね。

 

あと僕自身がずっと受け入れてもらった側で、楽しかったし、スキルもすごい上がったから。同じように、今度は僕が受け入れ側になりたいって思ってます。あと皆と酒飲むの、楽しいです(笑)。

 

― 今、困っていることとかは?

 

これを受け継ぎたいって人、若い子と繋がりたいんだけど、どうやれば繋がるかなって。教えてください。いたら(笑)。

 

相馬でまったくイチからやってみたいっていう人を、もっと増やしたいですよね。僕ん家、結構女の子の研修生が多いんですよ。女の子で、農業やってみたいって子、結構いるんですよ、実は。毎年来るんで。

 

でも、みんな諦めるんですよ。大っきい機械に力負けしてしまうとか、力作業が出来なかったりとかで。でも鶏(養鶏)ってできるんですよ、女の子でも。

 

特に女の子の方が有機栽培に興味がある。なおさら鶏を勧めたいと思うんです。ウチにくれば勉強できるのにって思います。

 

しかも鶏って幅広いんで。ここからケーキとかお菓子も作れるし、色んなことが楽しめる。そういのはきっと女性の方が楽しいだろうし。

 

将兵さんは、興味のある人には「相馬ミルキーエッグ」のノウハウを伝えたいと言っています。「自分だけがやっても意味がなくて、みんなでやって広めていくことで、相馬のブランドにしていきたい」と。

 

新たなブランドの確立と、本当の有機栽培の追及、そして仲間の輪の拡大――。本当に良いものを、本来あるべき姿で育てようとする大野村農園と園主の菊地将兵さんの夢は尽きません。さらに、将来は食の漫画家としてのデビューも!?

 

農家に興味がある方、食について改めて勉強してみたいという方、ぜひぜひ、大野村農園に足を運んでみて、将兵さんの話を聞いてみてはいかがでしょうか?

 

きっと、タメになることばかりです。それも、楽しく。

 

相馬ミルキーエッグと食育体験にご興味がある方はこちら!

 

福島県相馬市にある大野村農園の自然卵養鶏法による鶏卵「相馬ミルキーエッグ」

・卵の弾力が本当にスゴイ!

 

福島県相馬市にある大野村農園が手掛ける自然卵養鶏法によるブランド鶏卵「相馬ミルキーエッグ」の鶏舎

・広い鶏舎でのびのび歩き回る鶏たち

 

福島県相馬市にある大野村農園が手掛ける自然卵養鶏法によるブランド鶏卵「相馬ミルキーエッグ」の鶏舎

・卵を温める鶏。卵とり体験の参加者は、卵が温かいことに驚くそうです

 

福島県相馬市にある大野村農園が手掛ける自然卵養鶏法によるブランド鶏卵「相馬ミルキーエッグ」の鶏舎

・卵は毎日手作業で集荷されます

 

福島県相馬市にある大野村農園のヤギ

福島県相馬市にある大野村農園のヤギ

・可愛いヤギも! ヤギの餌やりも体験できるそうです

 

今回取材した方

大野村農園・菊地将兵さん

 

 

福島県相馬市にある大野村農園の相馬ミルキーエッグ

【自然卵養鶏法】相馬ミルキーエッグ

福島県相馬市の新しいブランド
「相馬ミルキーエッグ」は、自然卵養鶏法という手法で育てた鶏の卵です。

 

一般的な養鶏場では、卵を生む身体に成長した鶏を買ってきて卵を採取するのですが、大野村農園ではヒヨコを生後2日目から育てています。それは、鶏の体の強さは「生後約1週間」で決まってしまうため。

 

生後約2~4日は玄米を食べさせ胃を強くし、徐々に自然の食生活に慣れさせます。こだわりのエサは、相馬の米や米ぬか、魚のアラなどを入れて発酵させたオリジナル。野生のキジは腐葉土を食べるらしく、鶏の健康にも発酵食品が不可欠なのです。

 

このエサに加え、冬は野菜を、夏は草を与えています。これは、野生の鶏は草を食べるため。野生同様、鶏の消化に必要な小石も与えています。

 

飲み水も、ヨーグルトを加えたり、鶏たちに元気がない時にはニンニクを加えたりと、こだわりがたくさん。

 

大野村農園の鶏たちは、広くて明るい鶏舎で、ストレスを感じることなく大切に育てられています。また、園主の菊地将兵さんたちが、1羽1羽の体調を毎日しっかりとチェックしています。

 

抗生物質やビタミン剤ではなく、エサや環境で体を強くする。これが、大野村農園の飼育方針なのです。

 

のびのびと育った鶏たちが産む卵は、非常に弾力があります。横から見ると、その弾力が一目瞭然です(季節によっても変わります)。また、黄身と白身の間にあるやや黄色く色づいた濃厚卵白と呼ばれる箇所が非常にしっかりしています。これが質の良い卵の証。相馬市の助産所の料理にも使われています。

 

菊地さん宅の息子さんは、ご飯にこの卵だけをかけてバクバクご飯を食べるそう。みなさんも、まずは卵かけご飯で味わってみてください。

 

【パッケージ】
2種類からお選びいただけます。使い終わったパッケージは、冷蔵庫の卵入れケースとして再利用いただけます。
・上のパッケージ:”お花”
・下のパッケージ:”黄色”

【化粧箱】
ご自宅用はもちろん、ギフトとしてもオススメです。ギフトの場合は化粧箱も付けられます。

 

♪ 1パックお買い上げごとに30円が母子家庭や父子家庭、施設の子どもたちに食べ物として寄付されます ♪

 

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自然卵養鶏法という手法で育てられる鶏の小屋を見学しながら、大野村農園の鶏の飼育方法や普段何気なく食べている卵の裏話などを楽しく学くことができます。

 

また、実際に鶏が生んだ卵を採り、パックに詰めてお持ち帰りいただきます(1パック・10個)。

 

お子さん連れでの参加が多く、小さい子どもの食育にもなります。もちろん、大人も「へぇ~!」と関心させられることがたくさんです。

 

大野村農園で育てる可愛いヤギにも会えるかも!?

 

ご参加をご希望の方は、ご注文ページからではなく、参加希望日時をご記載のうえ、以下のメールアドレスにご連絡ください。

 

<大野村農園>
oonomura.nouen@gmail.com

 

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【農林水産大臣賞・食料産業局長賞受賞】本醸造特選醤油 360ml

平成25・26・28・29年度「全国醤油品評会」において最高賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞、令和元年度「全国醤油品評会」では、食欲をそそる芳醇で際立つ香りと深い旨味、鮮やかな赤みの色と艶、まろやかな味と後味の良い風味のバランスが優れている点が高く評価され、次席の「食料産業局長賞」を受賞いたしました。

 

本商品は、お試しやすい360mlペットボトルでご提供させていただきます。

山形屋伝統の色、味、香り、風味のバランスにこだわったJAS特級醤油です。
昔ながらの作りと味、食欲をそそる香り、そして深いうまみをご堪能ください。

 

山形屋商店のその他の商品

 

山形屋商店の醤油を使ったお菓子

 

スタッフブログ

【山形屋】日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店
山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

塩麹と特選醤油360mlの取り扱い開始です!

江戸から続く老舗醸造店・山形屋商店の塩麹と、定番人気商品の特選醤油の360mlペットボトルバージョンの取り扱いを開始いたしました。塩麹は、野菜、肉、魚を漬け込む時に大活用できる万能発酵調味料です!

 

■塩麹 クリームタイプ
http://www.soma-brand.jp/2016/02/05/id-5347/

■【農林水産大臣賞受賞】本醸造特選醤油 360ml
http://www.soma-brand.jp/2016/02/05/id-5342/

健康食材として注目が集まるえごま

美容や健康に良いと注目のエゴマの調味料、販売開始です

健康食材として注目を集めるシソ科の植物えごま

 

今年に入り、赤丸急上昇の食材

シソ科の植物であるエゴマ。美容や健康に良いと、テレビをはじめ様々なメディアに取り上げられているようです。血液がサラサラ、悪玉コレステロールの減少、認知症予防など、様々な可能性を秘めた食材であると、インターネット上のニュースなどでも紹介されています。

 

以下の画像は、特定のキーワードがどれだけ検索されているかを示すGoogleトレンドの結果なのですが、こちらを見ると「えごま」の単語が、今年に入り、非常に検索されていることが分かります。

 

健康食材として注目を集めるえごまの検索ボリュームの推移

 

この、注目素材のエゴマを使った調味料、「えごまドレッシング」「えごまポン酢」の取り扱いがスタートしました!

 

宇治甘露園のえごまドレッシング

 

こちらは相馬市に宇治茶文化を広めた宇治甘露園が販売しています。もともとはエゴマの名産地である会津産のエゴマを使った商品を仕入れて販売していたのですが、今年に入り、ご自分たちで栽培した相馬産のエゴマを使用できることに! 新しい相馬の名物商品になることを願っています!

 

エゴマそのものが全国的に注目されたこともあり、えごまドレッシングえごまポン酢ともに人気を集め、一時は商品が品薄になることもあったそうです。
 
 

様々な良い効果

エゴマには、私たちの体の中で他の脂肪酸から合成することができない必須脂肪酸のひとつ「α-リノレン酸」が豊富に含まれているそうです。この「α-リノレン酸」は「オメガ3脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸のひとつで、DHAもこの「オメガ3脂肪酸」の仲間なのですね。この「α-リノレン酸」が、認知症の予防や血液をサラサラにする効果があるのだそうです。

 

エゴマの効能は昔から知られていたのか、食べると十年長生きすると言われ、エゴマを「じゅうねん」と呼ぶ地域もあるほどです。

 

科学的にも、経験的にも、体によいとされるエゴマを、この機会にとり入れてみてはいかがでしょうか?

 

えごまドレッシング

えごまポン酢

相馬市内に17つのウェブサイトが誕生しました!

東京のIT企業・オープンストリームのみなさんの協力で、相馬市内の17事業者のウェブサイトが誕生しました。美味しい食を取り扱う事業者のサイトも! こちらに制作の経緯などをまとめましたのでぜひご覧ください。

ウェブサイト制作ボランティア実施! 美味しい食のサイトも!

ブログ更新!自然卵養鶏法って何?

生産者紹介を新たに追加しました。福島県相馬市のかつて大野村というところにある大野村農園です。代表の菊地将兵さんに話を聞いてきました。震災後に農家になり、今に至るまでで苦難や努力、有機栽培への想いと、自然卵養鶏法による手間暇かけた鶏、そしてその鶏の卵「相馬ミルキーエッグ」について、ボリューム満点の記事となっています。

 

【大野村農園】新ブランドの確立と本当の有機栽培を目指して――。震災から5年、ようやくスタート地点に立てた若手農家の苦難の道と今後の夢。
http://www.soma-brand.jp/2016/03/14/oonomuranoen/

 

あ、余談ですが、お米農家の佐藤さんと焼肉に行ってきました!というか、ご馳走になってしまいました。

記事にてご紹介していますので、よろしければこちらも☆

お米農家の佐藤さんと焼肉へ行ってきました!

http://www.soma-brand.jp/2016/03/18/yakiniku/

囲い梨とは? 地元の人も勘違い!? なんと英語の訳もありました。

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「梨といえば鳥取」と思うかもしれませんが、福島県の浜通りも産地です。もちろん、ここ相馬も。

 

さて、相馬の方には囲い梨という名前はおなじみのはず。特に磯部地区は昔から名産地だったと言います。この囲い梨、どんな種類だと思いますか? この単語だけで検索しても、定義まで書いている記事は見当たりませんでした。ただ、「囲い梨+英語」で検索すると、すぐに答えが出てくるのですが、それは後ほど……。

 

この梨、某相馬出身の同僚曰く「でっかくて、よく仏壇に置いていたんだ」。

 

大きい梨というと、新高ですね。育て方によっては、赤ちゃんの頭のサイズくらい大きくなるのだとか。そう、囲い梨とは新高を指すのだそうです。同僚だけでなく、他の方にも新高=囲い梨と教わったことがあります。あ、商品ページに写真をアップしていますので、ご興味がありましたらどんな梨なのか見てみてください。

 

ここで疑問が。なんで囲い梨なんだろう?

 

教えてもらったときに質問すればよかったのですが、その時はまったく疑問に感じておらず……。というかスルーしていました。その答えを考えていると、同僚の「でっかいから1個をみんなで分けて食べてたんだ」と言っているのを思いだしました。

 

そしてひらめきました。

 

家族で食卓を囲う様子

 

新高=大きい=1つを家族で囲って食べられる=囲い梨

 

これだ! なるほど! そういうことか! と、名前の意味がストンと腑に落ちたのです。昨年のことです。

 

そして今年にどんでん返しが……。

 

10月に富沢の田中果樹園さんへお邪魔したのですが、王秋(おうしゅう)という来年の3月頃まで日持ちする品種を「囲い梨」と言っていたのです。「え~!?囲い梨って新高のことじゃないんですか?」と聞くと、「囲い梨ってのは長期保存ができる梨のことをいうんだよ。囲っておける梨だから」と田中さん。

 

「え? 囲っておけるって……?」

 

キョトンとしている自分を見て、「囲うって言わない? 保存するってことなんだけど。あれ、方言だったかな?」と田中さんは言葉の意味を説明してくれました。

 

そういうことだったのか……。衝撃。自力で見事な方程式を導きだしてご満悦していた自分が恥ずかしい……。

 

でも、新高梨を囲い梨と呼ぶ人がいるのも事実です。そのことを田中さんに伝えると「昔は品種が梨の種類がそんなになかったから、新高を保存して囲い梨と呼んでいたのかも」とのことでした。な~るほど。昔の名残なのかもしれませんね。

 

そして、事務所に戻って調べてみましたよ「囲う」を。そうしたら……

 

gooDictonary

goo辞書より)

 

ありましたよ、辞書に。4番目です。方言でもなんでもなかったですね。ただ単に自分が無知だっただけでした。恥ずかしい。

 

そして、試しに「囲う+英語」で検索してみたところ、

 

囲い梨の英訳

Weblio英和対訳辞書より)

 

ちゃんとありました。Store / Preserveは保存する、貯蔵するという意味の英語なので、ちゃんと訳されていますね。英語まであるとは。勝手に勘違いする前にちゃんと調べればよかったです。

 

ちなみにGoogle翻訳は

 

ggl01

 

 

とのことです。Enclosureは文字通り囲いのこと。まあ、直訳なのでそうなりますよね、これは。

 

さらにちなみにEnclosure pearをGoogle翻訳にかけてみると

 

ggl02

 

なんのことやらって感じですね(笑)。おそらく海外には囲い梨という概念はないのでしょうか。

 

さてさて、自分の勘違いを書くだけだったのに長くなってしまいました。失礼いたしました……。何はともあれ、勉強になりました。そして、思い込みは良くないな、まず調べよう、そして分からなかったら聞いてみよう、という当たり前の教訓を今一度心に刻めた有意義なできごとでした。

 

あ、田中さんが言っていましたが、新高は常温ではそこまで日持ちしない品種のようです。王秋でしたら、冷蔵保存でなくても、涼しいところであればだいたい3ヶ月は日持ちするのだそう。なんと来年の3月頃まで持つのだとか。贈り物にも人気です。

 

福島県相馬市の田中果樹園の梨・王秋

 

田中果樹園の梨 – 王秋

 

甘さと瑞々しさが特徴の品種です。ぜひ☆

 

こちらもあわせてゼヒ↓
【田中果樹園】ご夫婦二人で丁寧に育てる種々の梨たちを直送で

 

ウェブサイト制作ボランティア実施! 美味しい食のサイトも!

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10月24日、福島県相馬市に17社のウェブサイトが誕生しました。飲食店やお菓子屋さん、水産加工会社など、「美味いもん」を取り扱う事業者のサイトも多く、ウェブにおける観光やグルメ情報の蓄積にもなりました。

 

このウェブサイトの制作は、東京のIT企業・株式会社オープンストリームの皆さんが、社会貢献活動の一環としてボランティアで行ってくださいました。

 

はじまりは今年の3月頃。旅行代理店より我々(*)にお電話があり、担当の方から、次のようなご相談を受けました。
復興支援センターMIRAI(相馬本家を管理しております)

 

「10月にオープンストリームの皆さんが社員旅行で福島に行かれるのですが、その際にITを生かしたボランティアに参加されたいとのことでして、何かよいプログラムはございますか?」。

 

ご相談を受け、以前、我々が相馬市内の事業者を対象に行ったアンケートに「ホームページがほしい」という回答が散見されたのを思い出しました。そして、無料のウェブサービスを利用したウェブサイト制作を、ボランティアプログラムとして提案させていただいたところ、採用してくださったのです。

 

このプログラムに参加した事業者がこちらです(各ウェブサイトは記事の最後にご紹介いたします)。

 

飯塚商店
L.A.
大江製菓
岡田海苔店
海鮮フーズ
コインランドリーしゃぼん
今野海産
佐藤海産物
松林堂
相馬堂
タクト
田中果樹園
天安門
丸庄
諸星写真館
リバー
Rainbox

 

今年の8月頃より写真や原稿などを我々から送り、オープンストリームの皆さんに制作を開始していただきました。その間、皆さんと市内の事業者の方々の間で、直接コミュニケーションを取っていただくこともありました。

 

そして10月24日、社員旅行の日に、社長の吉原さんを含め計6名の社員さんがご来相。できあがったウェブサイトの使い方を、参加事業者の皆さんにレクチャーしてくださいました。

 

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しっかりとしたマニュアルまでご用意くださり、当日、来ることができなかった事業者の皆さんにもお渡しいたしました。

 

レクチャーは約1時間。福島県の飯坂に宿泊されていたオープンストリームの他の社員ともライブ中継を行い、飯坂-相馬間で交流もできました。

 

レクチャーの後は、尾浜原釜海水浴場を視察へ。海水浴場や、鎮魂記念館、慰霊碑などを見て、津波の脅威を知っていただきました。

 

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そして、お昼は鳥久精肉店へ。A5ランクの黒毛和牛、相馬牛の焼き肉定食をいただきました(私もご馳走になりました……。焼肉定食は私も初めていただきました。ありがとうございました!)。

 

皆さん、「美味しい!」と、ご満悦。こちらも嬉しくなりましたよ。 中々のボリュームなのですが、さらに追加で相馬牛ジューシーメンチもご注文(笑)。写真を取り忘れたのが悔やまれます……。

 

お腹いっぱいランチを食べた後は、大野台の仮設住宅を見学。皆さん初めてご覧になったとのことで、驚かれていました。

 

その後、お土産を購入するため松林堂へ。

 

松林堂は、今回のウェブサイトの制作プログラムに参加したお店です。相馬に来ていただいたオープンストリームの社員のお一人が、実際に松林堂のサイトを制作されていた方で、話も盛り上がりました。

 

その後、江戸から続く味噌醤油醸造の老舗、山形屋商店でお土産を追加でご購入し、最後に、これまた今回のプログラムに参加された中華料理店の天安門へ向かいました。お店は休憩中だったのですが、ちょうど、レクチャーにも参加されていた趙さんが気付いてくれて、少し話をすることができました。社長の吉原さんは、趙さんと一緒に記念撮影も(笑)。

 

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オープンストリームの皆さんは、とても明るく、楽しく、仲が良く、短い時間でしたが、私も一緒にいてとても楽しいひと時を過ごせました。

 

また機会があればぜひ相馬に足を運んでいただきたいです。

ありがとうございました!

 

今回誕生したウェブサイト

飯塚商店

– 原釜港で水揚げされる魚介類を鮮魚出荷・加工する仲卸・水産加工会社。

 

L.A.
– アメリカンスタイルのカフェ・ダイニングで。パソコン修理も。

 

大江製菓
– 麦つきせんべい・小女子せんべいでおなじみの昔ながらのお菓子屋さん。

 

岡田海苔店
– 旬の時期の一番初めに採れる海苔だけを使った、焼き立ての焼き海苔が人気です。

 

海鮮フーズ
– 「うまい!」を徹底的に追求する職人・青田茂さんの加工会社です。

 

コインランドリーしゃぼん
– 桜ヶ丘にあるコインランドリー。洗い方手順も紹介されています。

 

今野海産
– 「良いものを安く」を信条に、水産加工品の仕入れ販売を行う問屋・メーカー。

 

佐藤海産物
– 震災前に獲れた貴重な松川浦産の青のりを使用した佃煮を販売しています。

 

松林堂
– バター最中はテレビなどで紹介され大人気。100年以上続く、老舗菓子店です。

 

相馬堂
– 眼鏡や時計の販売・修理店。お店近辺の紹介ページもあります。

 

タクト
– ブティック、フラメンコ教室、ヨガ教室を行う女性のためのお店です。

 

田中果樹園
– 梨とキウイを手掛ける果樹園。現在は、翌年3月まで日持ちする王秋梨が人気。

 

天安門
– 田町通りにある中華料理店。特級厨子が作る本格的な味を楽しめます。

 

丸庄
– 町のギフトショップ。手芸品からギフトカタログまで幅広く取り扱かっています。

 

諸星写真館
– ご家族で営む写真館。スタジオ撮影から出張撮影まで行っています。

 

リバー
– 国道6号線沿いにある手作り洋食のお店。ボリューム満点です。

 

Rainbox
– アニメ・漫画グッズやカードゲームなどを取り扱うホビーショップです。

 

お米農家の佐藤さんと焼肉へ行ってきました!

こんにちは! 相馬本家スタッフの清水です。

 

先日、お米の国際大会で金賞を受賞した米農家・佐藤徹広さんと焼肉を食べに行ってきました! というか、食べに連れていっていただきました。そしえご馳走になりました……(佐藤さん、ありがとうございました!)。

 

お店は相馬駅から少し歩いたところにある「焼肉園」というところ。

 

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なんでも、佐藤さんご一家が昔からよく利用しているお店なのだとか。お店の中では店主さんと佐藤さんが友達のようにお話されていました。

 

さてさて、お肉は、カルビ、ハツ、豚トロ、コブクロ、ラムなどなど、様々な種類のお肉がありました!

 

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お肉はもちろん美味でビールがすすみます(笑)。また、個人的に大好きな山芋の焼き野菜もあったんです。

 

ちなみに、ビールは大ジョッキがありましたよ! 確か1リットルくらい入るそうです……。佐藤さんも私もビールは大ジョッキでいただきました。

 

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たくさんいただきまして、大満足! お腹いっぱいでした。

 

佐藤さん、ご馳走様でした!!

皆さんも、機会がありましたらゼヒゼヒ訪ねてみてください☆

 

<焼肉園>
■住所:福島県相馬市中村2丁目4−2
■電話:0244-36-2385
■地図:https://goo.gl/maps/BZ7qvunCGAp

いその庵

企業・店舗名 いその庵 住所 福島県相馬市尾浜字高塚212-1 概要 そば店。手打ち・自家製粉、粗挽粉配合。そば通が密かに通う店です。 – Spherical Image – RICOH THETA


 

企業・店舗名  いその庵
メインカテゴリ  飲む・食べる
サブカテゴリ  そば・うどん
住所  福島県相馬市尾浜字高塚212-1
TEL  0244-38-6766
FAX
営業時間 11:00~15:00
休日  月(祝祭日の場合翌日)
概要  そば店。手打ち・自家製粉、粗挽粉配合。そば通が密かに通う店です。
URL

 

岡山県立備前緑陽高校のみなさんと集合写真

950㎞先の備前緑陽高校のみなさんが、はるばる福島に来てれました。

岡山県立備前緑陽高校のみなさん

 

2015年8月4日から6日の3日間、相馬市に岡山県立備前緑陽高校の先生と生徒さんたちがスタディツアーで訪れました。

 

この高校とのつながりができたのは今年の3月のこと。岡山と福島の学生がともに復興について考える「福島×岡山 復興【FUKU-O】学生サミット」に、我々スタッフと相双の高校生とで参加させていただいたのですが、そこで備前緑陽高校の飯田先生と知り合いになったのです。イベント会場の一角で、飯田先生が、「相馬に生徒を連れていきたい」とおっしゃっていたのですが、こんなにすぐに実現するとは思っておらず、先生や生徒さんの行動力に驚かされました。と同時に、はるばる来ていただけることをありがたく思いました。ちなみに、岡山-相馬間はなんと約950km!

 

今回相馬市に来ていただいたのは、飯田先生の先輩の山田雅之先生と、スタディツアーに積極的に応募した生徒さん5名。定員より応募が多かったそうで、参加理由などをもとに選考を行ったのだそうです。先生も生徒さんも、とても仲が良く、そしてとても元気いっぱいでした。山田先生いわく「中学生みたいでしょ(笑)」。

 

初日の8月4日、お昼過ぎに福島駅に到着されたみなさんを連れて、まずは市の観光交流拠点「千客万来館」へ。ここで、観光協会の藤本篤央さんと商工観光課の鈴木洋平係長のおふたりに相馬市について、そして震災の被害と対策についてご説明いただきました。

 

相馬市商工観光課の鈴木係長と観桜協会の藤本さんのお話を聞く備前緑陽高校のみなさん

・千客万来館で鈴木係長の話を聞く生徒さんたち

 

説明が終わると鈴木係長が、生徒さんたちが事前に用意していた質問にお答えいただきました。この質問の内容が、よく下調べをしていることが分かるものばかりで、鈴木係長も驚いていました。

 

千客万来館を後にし、次は尾浜原釜海水浴場へ。この海水浴場は、震災当時に比べるともちろん整備されてはいますが、未だ遊泳は禁止です。また、海水浴場のタイルが津波によってはがされていたり、電柱がひしゃげていたりと、爪痕が残っており、みなさん津波の脅威を感じ取っていました。

 

福島県相馬市の尾浜原釜海水浴場の様子 http://www.soma-brand.jp/ #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

福島県相馬市の尾浜原釜海水浴場の様子です。こちらも昨年撮影したものです。尾浜原釜海水浴場は現在遊泳禁止となっています。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


・尾浜原釜海水浴場の様子(撮影は2014年に行いました)

 

そして、海水浴場の端に建つ伝承鎮魂記念館で津波の様子などが収録された映像を見て、尾浜地区の慰霊碑で手を合わせ、ホテルへと向かいました。

 

宿泊はホテルみなとやさん。ホテルを切り盛りする管野貴拓さんは、相馬市松川浦観光振興グループの事務局長も務めています。管野さんにはお食事の前にお時間をとっていただき、震災当時の様子などを話していただきました。

 

ホテルみなとやの管野貴拓さんのお話を聞く岡山県備前緑陽高校のみなさん

 

短いセッションを終え、夕食です。相馬の食材を使った料理がたくさん! 翌日、山田先生にお話を聞いたところ「夕食も朝食もとてもたくさん出していただいて、どれも美味しかったです」とおっしゃっていました。

 

ホテルみなとやさんでの食事

ホテルみなとやさんでの食事

・みなとやさんでの食事の様子

 

食に関して嬉しかったことは、山田先生も生徒さんも、みなさん相馬・福島の食材を口にすることに対して「全然抵抗がない」と話されていたことです。未だ風評被害は払しょくしきれていない状況下で、このように言っていただけたことはとても嬉しいです。それも、美味しいと言っていただけて。

 

福島、相馬の食に関する情報は、過去の記事にもまとめておりますので、ぜひご一読くださいませ。

ブログ記事:http://www.soma-brand.jp/blog/

 

さて、翌日5日はボランティアからスタートです。場所は大野台第6応急仮設住宅。ここは飯舘村の方々が住んでいる仮設住宅です。飯舘村は原発事故の影響で全村避難が強いられている村。まず、仮設住宅の自治会長である庄司さんと管理人の北原康子さんらにご挨拶をしてから、飯舘村や仮設住宅の状況についてお話を聞きました。

 

飯舘村は農家の方が多い村で、そのぶん家屋も大きい。それが、震災によりいきなり狭い仮設住宅に移動せざるを得なくなってしまった。震災から4年も経つとだいぶ慣れたとは言いますが、当初は窮屈であったり、土いじりができなくなったりと、辛い想いをされたそうです。現在も帰還が無事できるのかどうか、帰られたとしても以前と同じような生活ができるのかどうかなど、様々な悩みを抱えていることを知りました。

 

大野台第6応急仮設住宅に住む飯舘村の方々と備前緑陽高校のみなさんで集合写真

・仮設住宅の方々の手形と一緒に記念撮影

 

仮設住宅の方々のお話を聞いた後は、先生と生徒さんに集会所の裏の草むしりを行っていただきました。今回、山田先生とツアー行程を考えていた時に、「何かボランティアをしたいんです」と言っていただいたため、ボランティア作業を行程に入れさせていただいたのです。草むしりをするには天気が良すぎて……とても暑かったのですが、みなさん一生懸命に作業を行ってくださいました。短い時間ではありましたが、集会所裏の一角がとてもきれいに! ビフォーアフターの写真を撮っておくべきでした……。

 

大野台第6応急仮設住宅で草むしりをする岡山県備前緑陽高校のみなさん

 

身体を動かしお腹をすいたところで、塚田にある食事処「報徳庵」へ。ここで、相馬港で水揚げされたタラのフライの定食をいただきました。タライはボリューム満点。臭みがなく、淡白な味わいです。

 

報徳庵にて昼食。相馬港で水揚げされたタラのフライとお刺身定食です。

 

あ、相馬本家でもお取扱いしていますので、ぜひ! 人気商品です。

大きなタラフライ

 

OkayamaStudytour08

 

お腹を満たした後は街歩きです。ギフトショップ「紀の国屋」を営み、相馬の文化の保存と活用を考える協議会の一員でもある獺庭大輔さんに中村城址をご案内していただきました。中村城はお堀が多く、また、通路がカギ状になっていて、外から攻められにくい造りになっています。お城の構造や歴史、そして文化など、ふらっと各々で見学するだけでは分からないことを、丁寧に教えていただきながら見学することができました。

 

相馬市でギフトショップを営む紀の国屋の獺庭大輔さんと街歩きをする岡山県備前緑陽高校のみなさん

・獺庭さんのご案内で相馬城址を見て回りました

 

また、敷地内で馬を飼育しているのですが、学生たちは馬を見つけるとおおはしゃぎ(笑)。普段見られない動物を見ることができたのか、楽しそうでした。

 

相馬市中村城址内で飼育されている馬

相馬市中村城址内で飼育されている馬

ちなみに今回、男性陣はわらじを履いて歩きました! 野馬追の際に、足軽の方々もこのわらじを履くのだそうです。

 

OkayamaStudytour11

・男性陣の足元には軍足とわらじが

 

街歩きの後は、船橋屋製菓松林堂に立ち寄りお土産を購入して沿岸部へ。船着き場では漁師の菊地基文さんと高橋一泰さんが待っていてくださいました。この日の締めくくりは漁師による沿岸部視察です。高橋さんの小型船(通称チャッカ船)に乗り、菊地さんの案内で相馬の沿岸部や沖を見て回りました。

 

相馬市の漁師・菊地基文さんと岡山県備前緑陽高校のみなさん

・地図で現在地を確認

 

相馬市の漁師・菊地基文さんと岡山県備前緑陽高校のみなさん

相馬市の漁師・菊地基文さんと岡山県備前緑陽高校のみなさん

・漁師の菊地さんの話を聞きながら沿岸部を見て回りました。揺れる船上をスイスイ歩く菊地さんは、さすが海の男

 

相馬市沖

・石炭を採掘する船や、海底をならす船などが運航中でした

 

相馬の漁師・菊地基文さんと岡山県備前緑陽高校のみなさん

相馬市沿岸部

・この崖の上の方まで津波がぶつかってきたそうです

 

津波の時に波がどの高さまで到達したのか、海底のガレキ除去や地ならしをしていること、防波堤を修復していること、相馬の漁師たちが3月11日に船を避難させるべく津波を乗り越えて沖に出たことなど、様々なことを教えていただきました。

 

生徒さんたちは漁船に乗れたことで、さらにここでも大はしゃぎ。撮影会もはじまりました。集合写真のシャッターは菊地さんが担当していました(笑)。

 

岡山県備前緑陽高校の生徒さんの記念撮影をする相馬市の漁師・菊地基文さん

・生徒の集合写真のシャッターを切る漁師・菊地基文さん

 

約50分、船の上で沿岸部をご案内していただき、ご一行はホテルみなとやへ。ここで、模造紙にみなさんの手形を取りました。何でも、今回のツアーで出会った福島の人々の手形を取り、学園祭で展示するのだそうです。初日にお会いした鈴木係長や藤本さん、今朝仮設住宅でお会いした庄司さんや北原さんたちにも手形を取らせていただいていたので、模造紙は手でいっぱいに。学園祭の様子を写真で送ってくださるとのことでしたので、後日また記事を書きたいと思います(楽しみです!)。

 

相馬沖を案内してくださった漁師・高橋一泰さんの漁船・幸喜丸

・高橋一泰さんの漁船・幸喜丸

 

手形を取っている最中に、船を船着き場に戻していた高橋さんもロビーへ到着。漁で獲れたばかりのシラスを持ってきてくれました! シラスは足が早い魚ですので、新鮮なものが手に入れられるのは、海の町ならではです。ご一行は夕食にいただいたそうで、「とても美味しかったです」と山田先生。

 

余談ですが、相馬市では今年「そうま食べる通信」という新しいメディアが発足いたしました。これは、相双エリア(相馬~双葉間)の農家や漁師など、第一次産業に従事する生産者の特集雑誌と生産者の方々が育てた・獲った食べ物をセットにしてお届けするという定期購読型のサービスです。

 

この第1号に、今回船を出してくださった漁師・高橋一泰さんが特集されます。雑誌とともにお届けするのは相馬で水揚げされたシラスです。

 

このそうま食べる通信、編集部は異色そのものです。漁師、魚屋、仲卸し、土建屋、ギフトショップ、早期退職して相馬に移り住んだ関東人などなど、編集とは無縁の、でもこの地を愛する思いとエネルギーは溢れんばかりの方々が制作に勤しんでいます。

 

今回登場しました菊地基文さん、獺庭大輔さんも編集部の一員です(菊地さんは共同編集長!)。面白い情報が詰め込まれていく予定ですので、ぜひぜひ購読いただきけますと幸いです。

 

■そうま食べる通信:ご購読はコチラから

 

岡山県立備前緑陽高校のみなさんと集合写真

・今回お会いした方々との手形と一緒にパチリ。模造紙を持っているのが船を出してくださった漁師・高橋一泰さんです。

 

さて、最終日は、南相馬市小高区の小高駅周辺へ。小高区は避難指示解除準備区域に指定され、住民の方々が帰還できるよう整備を行っている土地です。住民がいる相馬市とは異なる状況にあること、そして避難指示が出されている町の様子を、みなさんの目で見ていただきました。

 

その後、飯舘村経由で福島駅へ向かいました。飯舘村は、2日目に訪れた大野台第6応急仮設住宅に住む方々が育った土地です。除染作業の過程で出た放射性廃棄物が入った黒いフレコンバッグが山積みにされている様子を見て、みなさん口を閉ざしていたのが印象的でした。

 

小高駅より約2時間弱で福島駅へ到着です。岡山-福島間、そして福島-相馬間の移動があったため、3日間とはいえ、あっという間でした。それでも、約950㎞と離れた土地からは分からないことを見て、聞いて、そして食べて感じていただけたのではないかなあと思います。

 

山田先生は、今回のツアーを企画する際に、「今回行かなければ、一生福島に行けなくなるんじゃないか」という強い想いで周囲の方々の協力を仰いだといいます。それほど、熱い想いを持って来てくださったことに、改めて感謝いたします。生徒さんも、今回のツアーで知ったことを、周りの方々に伝えていきたいと言ってくれて、距離は離れていてもできることを考え実践していただけることは、ありがたいです。

 

今後も、文化祭の様子を送ってくださるとのことで、ぜひぜひ交流を続けていきたいと思います。文化祭の様子もご連絡をいただき次第アップいたします。

 

みなさん、はるばる起こしいただきありがとうございました!

 

松川大橋

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米

2015年、新米到着! 収穫の様子を見学してきました。

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米

 

こんばんは。昨年より少し遅いのですが、ようやく相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんの新米をご案内出来るようになりました。

 

先日、収穫の様子を見学してきましたので、今日はそのお話を。

 

田んぼにお邪魔した日は、秋晴れ中の秋晴れ。空が高く、カラッとしていてとても気持ちの良い天気でした。

 

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米。

 

昨年と同様、収穫は佐藤徹広さんと、奥さんと息子さんで行っていました。この季節になると、息子さんも仕事を調整して、収穫の手伝いをされるそうです。

 

今の時代は収穫は手作業ではなくコンバインで行うのですが、コンバインが入るスペースをつくるため、田んぼの四隅は手で稲を刈るのだそうです。

 

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米と田んぼの様子

 

 

写真は徹広さんと奥さんが四隅の稲を刈る様子です。現在においても手で刈る作業が必要だったとは驚きです。そういえば佐藤さんの田んぼではないのですが、相馬市内の比較的街中にある小さな田んぼでは、なんとすべて(!)手で刈っていましたよ。

 

この作業を終えて、コンバインの登場です。

 

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米と田んぼの様子

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米と田んぼの様子

 

 

簡単そうに見えるのですが、実際に見ていると、田んぼに入る際やカーブの切り返しなどは中々難しそうで、車の運転が下手な自分は無理だな、と思いました(笑)。

 

ちなみに、運転は息子さんの方が上手だそう(笑)。佐藤さんも認めていました。

 

佐藤さんの田んぼは直播という、種もみを直に田んぼに播くという手法を採用しているのですが、田植えの際も運転に慣れていないと、稲が育った時に綺麗な田んぼにならないのだそうです。息子さんはこの田植えもお手伝いされているのですが、やはり息子さんが運転すると綺麗に田植えができるのだそう。

 

コンバインで稲を刈ると、コンバインの中で脱穀され、種もみがコンバインの中に蓄積されていきます。そして藁は裁断されて田んぼに吐き出されます(裁断せず、別の用途で藁を使う農家さんもいるそうです)。

ある程度種もみが溜まると、今度はこの種もみを軽トラックに乗せたコンテナに移します。コンバインのホースからどんどん種もみが流れ出る様子は圧巻です。

 

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米と田んぼの様子

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米と田んぼの様子

2015年、相馬の佐藤徹広さんの新米と田んぼの様子

 

収穫の様子は動画でもおさえてきました。

中々見られない風景に感動です。田んぼを2~3週するだけで、コンバインがいっぱいになるほどのお米が収穫できるのですが、実際のその量を目の当たりにして「こんなにたくさん収穫できるんだ」と驚きました。

 

そしてこれらの米は、乾燥された後、玄米として袋詰めされます。その後、全量全袋が放射性物質の検査を受け、安全であると認められたものだけが市場に出されます。

福島県のお米に関する検査の取組みはこちらの記事でもご紹介しておりますので、あわせてゼヒ。

黄金色の稲穂は純白のお米へ。収穫とお米の特徴、放射性物質の検査について。

 

今年も、美味しいお米をご紹介できて何よりです(自分が育てたわけではありませんが…)!

みなさん、獲れたて新鮮なお米をぜひお召し上がりくださいませ!

 

佐藤さんのお米はこちら!

<2015年新米>佐藤徹広さんのコシヒカリ

<2015年新米>佐藤徹広さんのヒトメボレ

<2015年新米>佐藤徹広さんの天のつぶ

 

相馬市の山形屋の塩麹

塩麹 クリームタイプ

酵素の力で素材の旨みを引き出す、ちょい足し調味料です。原材料は米こうじ(国産)、食塩、酒精と、余計なものは加えておりません。塩は天日塩・沖縄シママース使用。

 

ご家庭で使いやすいよう、クリームタイプに仕上げています。

 

食材の重さに対し、本品10%を加えるだけ。野菜につけて、肉・魚は漬けてから焼いて、炒め物なら調味料として、サラダならばドレッシングとして、さまざまなシーンでご活用ください。

 

山形屋商店のその他の商品

 

山形屋商店の醤油を使ったお菓子

 

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【山形屋】日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店
山形屋商店の5代目渡辺和夫さん