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【山形屋】 日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店

2014.04.30 カテゴリブログ

山形屋は、江戸時代から相馬市内で醤油と味噌を醸造生産し続けている老舗です。創業150年、当時の趣を残した店舗は非常に風情があり、熟成された醤油と味噌の香りが漂う店内は、どこか心地よく、訪れた人をほっとさせてくれます。

現在の当主は5代目・渡辺和夫さん。先人たちが築き上げた伝統を継承し、品質にこだわり、良質の醤油、味噌を守り続けています。

 

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・創業150年、江戸より続く醤油・味噌醸造店の老舗

 

農林水産大臣賞を受賞したこいくち醤油

山形屋のこいくち醤油「本醸造特選醤油」は、2013年、「第41回全国醤油品評会」において最高賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞しました(追記:2014年度の全国醤油品評会においても農林水産大臣賞を受賞されました)。全国各地の醤油の頂点に輝き、多くのメディアに取り上げられました。「常に最高の品質を求め、“本場相馬味噌・醤油”を醸造生産してまいりました」という渡辺さんの言葉からは、職人ならではの実直さが感じられます。

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・山形屋の本醸造特選醤油

 

渡辺さんは、県醤油醸造共同組合の勉強会に参加するなど、業界一丸となって品質向上を図ってきたといいます。一方で、震災後の出荷状況は、「風評被害もあり、どうしても減少していた」。それだけに、今回の受賞により日本一に選ばれたことは、現状を打破する心強い追い風になるはず。「福島の醤油が美味しくて、かつ安全であるということが認められ嬉しいですね」と、自社製品だけでなく、県内の醤油の良さを知ってもらえたことを心から喜んでいました。

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他の事業者とのコラボレーションにも意欲的

伝統を継承し続けていく一方、他の事業者の製品とコラボレーションして新商品を開発するなど、渡辺さんは新しいことにもチャレンジしています。例えば、相馬の菓子店・松林堂と手を組み開発した「バター醤油最中」や「醤油のかりんとう」などです。

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・松林堂の店内。入口には山形屋の醤油を使用したバター最中が。

 

松林堂と共同開発した商品についてうかがうと、「醤油の風味や香りもしっかり感じられて、とても美味しいんですよ」とひと言。自信がうかがえます。

 

ふくしまブランドの価値向上を目指して

山形屋では、流通各段階で複数回にわたる放射線物質検査を行い、多重検査によって安全性を確保しています。また、JAS認定工場として毎月の格付検査、ロット毎の品質検査、細菌検査、理化学検査など安全には万全を期しています。

「同情される福島」から「尊敬される福島」に変わることで、ふくしまブランドの価値向上を目指したいと言う渡辺さん。優しく穏やかな眼差しの奥からは、風評被害に立ち向かう並々ならぬ熱意がうかがえます。

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相馬本家では、農林水産大臣賞を受賞した「本醸造特選醤油」だけでなく、「極上相馬味噌」「あまざけ」や、山形屋の醤油を使用した、松林堂の「バター醤油最中」「醤油のかりんとう」も取り扱っています。

品質にこわだりぬいた、美味しく、安全な老舗の味を、ぜひ味わってみてください。

 

 

 

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