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【宇治甘露園】魔法瓶に助けられた? 宇治茶文化を相馬に広めたお茶屋さん

2014.05.23 カテゴリブログ,宇治甘露園

宇治甘露園は、宇治茶の美味しさを広めることを目標に創業されたお店です。宇治の煎茶や抹茶をはじめ、健康茶やお茶請けなど、お茶にまつわる様々な商品を扱っています。
今回は、代表の鈴木光一さん、仁人さんに、人気商品のひとつである「まるごと飲む!抹茶入玄米茶」のお話や、開業当時の裏話などをうかがいました。

 

・鈴木光一さん(右)と仁人さん(左)

・鈴木光一さん(右)と仁人さん(左)

 

”若い人にもおいしいお茶を飲んでもらいたくて作ったんです”

宇治甘露園がおすすめする商品「まるごと飲む!抹茶入玄米茶」は、宇治の煎茶と抹茶、そして玄米をブレンドした粉末茶。約10年前に開発された商品です。

 

「この商品は、若い人にもおいしいお茶を飲んでもらいたいなと思って開発したんです。若い方って、あまり急須を使うことがないじゃないですか。急須を置いていない家もあるでしょうし。それで、急須がなくても、手軽に飲んでいただけるように、粉末茶を作ったんです」(仁人さん)

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商品のポイントは「溶けやすいこと」といいます。

 

「このお茶は、非常に細かい粉末にしていますので、お湯はもちろんですが、水にも溶けやすいんです。寒い季節だけでなく、夏場はタンブラーに氷水を入れて、シャカシャカ振って飲んでみてほしいですね」(光一さん)

 

 

 

抹茶入玄米茶

・お湯にすぐ溶け、茶葉がふわっと香ります

 

大手企業からも注文が

「茶葉を粉末にするとき、熱が発生してしまうと、お茶本来の美味しさが消えてしまうんです。そこが難しいところなのですが、このお茶は丁寧に茶葉を挽いているので、味だけではなく、香りや風味も楽しんでいただけると思います。実はこの商品、販売当初はあまり売れていなかったんです(笑)。飲んでいただいて、美味しさをご理解いただけたのか、口コミで広がっていって。今ですと、都内の大手焼肉店からもお引き合いをいただいています」(仁人さん)

 

“魔法瓶さまさまです(笑)”

宇治甘露園の創業は昭和50年。当時は、宇治茶の文化は相馬になかったといいます。

 

「宇治茶は、やや低めの温度でまろやかな味わいを楽しむものなんです。ところが当時相馬では、熱いお茶で飲む静岡茶が主流で、文化が違かったんですね。でも当時、魔法瓶が普及しつつあって、少し温度の低いお湯でお茶を飲む人が増えていった。それで宇治茶の文化も相馬の人々に受け入れられるようになっていったんです。ほんと、魔法瓶さまさまです(笑)」(光一さん)

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・店内にはお客様にお茶を出すスペースも

 

“調味料やお茶うけも人気です”

宇治甘露園では、福島県昭和村(*)で採れた「えごま」のドレッシングといった調味料や、あげまんじゅうなどのお茶うけも取り扱っています。

*2014年6月現在は収穫の都合により、会津産のえごまを使用しています。

 

「あげまんじゅうは、きれいな油で揚げているので、しつこくないと人気なんですよ」(仁人さん)

 

 

 

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