2年連続最高賞を受賞したお醤油の和菓子
農林水産大臣賞を2年連続受賞という快挙を達成し、山形屋商店の醤油と五代目の渡辺和夫さんが新聞をはじめ、様々なメディアでご紹介いただいております。
本日はその最高賞を受賞したお醤油を使った、松林堂のお菓子をご紹介いたします。
まずは「馬陵ゆべし」。ゆべしとは米粉を使ったお菓子のことで、砂糖と醤油で味付けをします。東北では割とポピュラーな和菓子ではないでしょうか。馬陵ゆべしは平成10年に行われた「全国菓子大博覧会」で栄誉金賞を受賞した相馬の銘菓。味はもちろん、中にはクルミが散りばめられていて、米粉の生地のもっちりとした食感と、クルミのサクッとした食感の対比も食べていて楽しいポイントです。
松林堂の店主の佐藤恵一さんは「ゆべしの味の決め手は醤油」だと言います。包み紙を開くと醤油の香りが広がり、どこかほっとさせてくれます。これからの寒くなる時期は、あつ~いお茶でほっこりしながら食べたくなる和菓子ですね。
そして次に、醤油で味にアクセントを加えたかりんとう「醤油のかりんとう」。醤油の香りや塩気が甘さを引き立たせ、飽きのこない味に仕上げられています。醤油は加熱すると風味が飛んでしまうとよく言われますが、山形屋商店の渡辺さんは「揚げているけど風味が損なわれていない」と太鼓判を押しています。
山形屋商店に足を運ぶ度に思うのですが、醤油や味噌の香りとは良いものですね。日本人ならではの感覚なのか、理由はうまく説明できませんが(笑)、落ち着きます。
陽が落ちるのが早くなり、相馬は少しずつ肌寒い日が増えてきました。みなさんのお住いの地域はいかがでしょうか。熱い煎茶やほうじ茶と一緒に、香ばしいお醤油の和菓子でほっと一息ついてみませんか。
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