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「なみえ復興祭 2014 秋」レポート

「なみえ復興祭 2014 秋」360度レポートその1 ~出店ブース編~

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート

 

福島県の浪江町は、浜通りと呼ばれる沿岸部の真ん中あたりに位置する町(*1)。現在、浪江町の方々は、原発事故の影響により、約2万人の全町民が避難生活を余儀なくされています。避難先は和歌山県を除く46都道府県。中には国外に移住された方もいます(*2)。

*浪江町の位置:http://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/2/220.html

*浪江町ホームページより(2014年9月30日現在):http://www.town.namie.fukushima.jp/site/shinsai/8272.html

 

相馬市においても、大野台という地区にある第8応急仮設住宅に、浪江町の方々が住まれています。93戸の住宅が建つこの仮設住宅地区で、10月25日の土曜日に「なみえ復興祭 2014 秋」が開催されました。今回で第4回目(年2回、春と秋に開催)を迎えるこのお祭りは、仮設住宅に住んでいらっしゃる方々が外に出て楽しめる場所、相馬市外に住んでらっしゃる浪江町民が集い、町民同士が再開できる場所を目的に企画・運営されています。

 

アーティストや芸人の方々がステージ、様々な食・モノの物販ブース、歓談スペース、支援でいただいた物資の配布など、様々な企画により、毎回たくさんの方々が訪れています。

4回目となる今回も第8応急仮設住宅の方々をはじめ、多くの人で賑わいました。

 

今回は、この「なみえ復興祭 2014 秋」の様子を、お写真を交えてレポートさせていただきます。

 

まずは会場の様子を皆さんに体感していただくべく、360度カメラで撮影したお写真を掲載いたします。

 

なみえ復興祭 2014秋 天気に恵まれ賑わっています! – Spherical Image – RICOH THETA


 

なみえ復興祭 2014秋 天気に恵まれ賑わっています! – Spherical Image – RICOH THETA


 

いかがでしょうか?  見て、聴いて、食べて……、突き抜けるような気持ちの良い青空の下、訪れた方々がお祭りを楽しんでいる様子が伝わりますでしょうか?

改めて写真で会場を見渡すと、仮設住宅の敷地内に楽しげな空気が漂っていたのを感じられます。三脚を持参し忘れ、撮影者が映り込んでしまっているのが残念ですが……(笑)。

 

次に、物販ブースのご様子を少し。

 

なみえ復興祭の様子。なみえ焼きそばが出店していました。

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まずはやっぱり「なみえ焼そば」。極太麺に濃厚なソースが絡まり、食べ応えは抜群! 甘辛いソースの香りも食欲をそそります。さすがは昨年のB-1グランプリにて1位を獲得した名物グルメ、お祭り開始から終わりまで、お客さんの列が途切れませんでした。

 

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次に第8応急仮設住宅の自治会の皆さん特製の豚汁です。前日から仕込んでいた「お母さんの味」。天気に恵まれた一日ではありましたが、季節は秋。時折吹く風が肌寒い時もあり、温かい豚汁は身体に染みます。こちらも見事完売のようでした。

 

ほかにも、地元の方々お手製のチーズケーキやチョコレートケーキといったお菓子や、相馬市の仮設商店街にある食事処・報徳庵の唐揚げなどが並び、訪れた人のお腹を満たしました。

 

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物販ブースは、相馬本家からも出品。オンラインでも販売している佐藤海産物店の青のり佃煮、青じそ佃煮をはじめ、海産物のおつまみなどを販売いたしました。また、地元生産者の商品地元の方々のハンドメイド作品や、しいたけの袋詰め、岩手の刺し子グッズ、絵本、古着などなど、様々な商品が並びました。
 
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相馬市の陶芸家・白石了一さんも、手びねりの器や鉢、山野草や苔玉などを出品され、お子さんからご年配の方まで、幅広い方々が手に取ってご購入されていきました。
 
namiefes2014autumn11

 

白石さんは、過去には板金工事をしたり、社交ダンスの先生をしたり、飲食店を経営したりと興味のあることには何でも挑戦されるバイタリティ溢れる方なのです。現在は、震災で亡くなられた相馬市民のためにお地蔵さんを製陶されていらっしゃいます。

 

このほかにも、東京電力の取組みを紹介するブースやアーティストの方々のグッズブースも並びました。飲食用のスペースも設置され、来場者は最後まで楽しみ、笑顔が溢れる一日となりました。

 

さて、次回はお祭りをラストまで盛り上げてくださったライヴパフォーマンスなどをご紹介いたします!

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート2 ~ライブステージ編~

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート

「なみえ復興祭 2014 秋」360度レポートその2 ~ライヴステージ編~

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート

 

福島県の浪江町の方々が住んでいる相馬市の大野台第8応急仮設住宅にて開催された「なみえ復興祭 2014 秋」のレポート、今回はアーティストの方々のライヴパフォーマンスを中心にご紹介させていただきます。

 

浪江町の状況、イベントの開催趣旨、物販ブースの様子などは前回の記事をご覧ください。
「なみえ復興祭 2014 秋」レポートその1

 

第4回目を迎える今回も、スタートからフィナーレまで、たくさんの方々が歌と芸で会場を盛り上げてくれました。

 

まずはステージの雰囲気を360度カメラでご紹介いたします。

 

なみえ復興祭 2014秋 天気に恵まれ賑わっています! – Spherical Image – RICOH THETA


「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。福岡出身のケイタクのおふたり。

・ケイタクの内山敬太さん(左)と、遠山卓也さん(右)

 

トップバッターを務めたのは福岡出身、Vo. & Gt.の内山敬太さんとGt. & Cho.の遠山卓也さんからなるアコースティックギターデュオ「ケイタク」。目をも魅了する美しいブルージィなギタープレイと、伸びやかな歌声が秋晴れの空に響き、イベントの幕開けを爽やかに彩ってくれました。スタッフは初めてお会いしましたが、マネージャーさんを含め皆さん飾らず、そしてとても面白い方で、だいぶ笑わせていただきました(笑)。ステージ後、第8応急仮設住宅の自治会長さんとお話されていて、次の約束もされたそう。次回の相馬入りが早くも待ち遠しいです。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。励まし屋のおふたり。

・励まし屋の来栖政也さん(左)と吉野努さん(右)

 

お次は「励まし屋」。Vo.の来栖政也さんとVo. & Gt.吉野努さんからなる励まし屋は、震災後から定期的に相馬に足を運び、また、相馬を舞台に描いた楽曲「相馬歌」も作るなど、長期にわたりこの地を応援し続けてくれています。なみえ復興祭にも度々参加していて、アットホームな雰囲気の中、会場を盛り上げてくれました。来栖さんの❝入魂❞された熱い歌声と吉野さんのハイトーンボイス、勇気をもらえる歌詞や、「芸人か!」と突っ込んでしまいそうなおふたりの掛け合いは、見ていて、聴いていて楽しく、元気をいただきました。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。舞台役者のあかねさん。

・舞台役者のあかねさん

 

続いてステージに上がったのは劇団「くま吾郎王国」の主宰・あかねさん。東京をメインステージに活躍されている舞台役者です。❝相双地区のために何かできれば❞と、路上で歌う際に相馬本家のチラシを配ってくださるなど、遠方でご支援してくださっています。フットワーク軽くあちこちで活動されているバイタリティ溢れる方で、ステージでもはつらつとした歌声を披露し、元気を分けてくれました。今後、相馬での舞台開催も構想しているとのことで、次は役者としてのあかねさんもぜひ拝見してみたいです。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。ふくろうさん。

・関東で活動するシンガーソングライターふくろうさん

 

あかねさんに続き、シンガーソングライターのふくろうさんがステージへ。ふくろうさんは関東を中心にストリートやライヴハウスなどで精力的に活動されているアーティスト。❝身近な言葉の大切さに気づけるように穏やかな気持ちになる音楽を❞と楽曲制作をされていて、あまりお話することはできませんでしたが、このテーマの通りとても優しそうな方で、笑顔がとても印象的でした。今回はアコースティックギターとカズーを使い、弾き語りで温かい歌声を届けてくれました。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。あっけらかんのおふたり。

・あっけらかんのおふたり。来場者を巻き込んだパフォーマンスも

 

ここまで歌のステージが続きましたが、次は趣向ががらりと変わり、お笑いマジシャンのあっけらかんのおふたりが登場。おふたりは度々福島を訪れライヴを行っており、前回のなみえ復興祭にもご出演しています。ステージでは、風船を口にしまったり、剣を飲み込んで(みようと挑戦して)みたり(笑)、ゴム手袋を被って鼻息で破裂させたり、来場者を巻き込んだり……と、様々なパフォーマンスで会場の笑いを誘いました。おふたりはステージ外でも会場のあちこちでマジックを披露していて来場者と触れ合っていて、特にちびっこたちに大人気! イベントを終始賑やかにしてくれました。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。新地町出身の加藤彩華さん

・新地町出身の加藤彩華さん

 

お笑い×マジックで会場が和んだ後は、再び歌のステージに。相馬市の北側に隣接する新地町出身のシンガー加藤彩華さんの登場です。普段は仙台を中心にMy Ats(マイ・エイトス)というガールズバンドで活動されていますが、今回はソロでご出演。パワフルで艶のある歌声が会場内に響き渡りました。加藤さん、なんとなみえ復興祭が誕生日と重なり、パフォーマンスの途中、来場者からお花のプレゼントが! 素敵なサプライズもあり、アットホームで楽しいステージとなりました。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。相馬出身の演歌歌手・仏次郎さん

・演歌歌手・仏次郎さん。オリジナルの相撲甚句を披露

 

さて、加藤さんの次はこれまた趣向が変わり、お母さまたちのアイドルのお時間。相馬市ご出身の演歌歌手・仏次郎さんの登場です。仏さんは相馬市内で定期的にステージに立ち、歌のほか、相撲甚句という七五調の囃子歌(邦楽の一種)を披露されています。地元のファンも多く、当日もファンが駆けつけていました。この日も、相撲甚句や相馬をテーマに描いた歌でお母さまたちの視線を釘づけに! 地元アーティストならではの和やかな空気感が印象的でした。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。銀座本店のダンスステージ

・銀座本店のダンスパフォーマンス

 

今回のなみえ復興祭は、多くのアーティストやパフォーマーが花を添えてくれました。ここまでで7組がステージに上がりましたが、ショーはさらに続きます。次はダンスエンタテインメントグループ「銀座本店」。戦隊モノのスーツに身を包み、ステージ中を駆け巡るエネルギッシュでユーモア溢れる5人組です。彼らも相馬には足しげく通い、お子さんを中心に地元に笑顔と元気を届けてくれています。今回もテンポも真面目さも緩急あって、魅せる、笑わせるパフォーマンスが満載。子どもも大人も楽しめる素敵なステージでした。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。会津若松出身の越尾さくらさん

・会津若松出身のシンガー&モデル・越尾さくらさん

 

10時からスタートしたステージライヴもいよいよラストに。トリを飾ったのは、東京都内を中心に活躍するシンガー&モデルの越尾さくらさん。出身は福島県の会津若松で、親族には相双出身の方もいらっしゃるといいます。以前、「そうま復興マルシェ」に出演された時にもステージを拝見しましたが、華奢な体とは対照的な声量と伸びやかな歌声には、いつも驚かされます。今回のステージではカバーとオリジナルを披露。「上を向いて歩こう」では、歌の途中、オケが頭に戻ってしまうハプニングも。それでも、オケを止め、お客さんの手拍子に合わせ、アカペラで最後まで歌い切る姿には❝さすがプロ❞と感じさせられました。

 

越尾さんのステージが終わり、フィナーレかと思いきや、全アーティスト&パフォーマーがステージに上がり、励まし屋の『67億分の1』を熱唱。そしてステージは幕を降ろし、来場者に熊本県の大嶌屋さんのご支援によるリンゴやミカンをプレゼントする、なみえ復興祭最後のイベントに――となるはずでしたが、ここでさらに二組のアーティストがステージに上がり、プレゼントタイムに色を添えてくれました。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。チームしめちこちゃん

・チームしめちこちゃんのおふたり。写真は翌日相馬市内で行われた、そうま復興マルシェの様子

 

1組目が横田堅弘さんと太鼓叩きのみぶーさんによるチームしめちこちゃん。おふたりも相馬に定期的に足を運び音楽で地域に元気を与えてくれていて、相馬のファンも多くいるアーティストです。アコースティックギターとカホンで元気みなぎる楽曲を演奏してくれました。しめちこちゃんのおふたりは、全国各地で精力的にアーティスト活動を行う一方、東京都の板橋で居酒屋『しめちこちゃん』も営んでいて、メニューにはなんと相馬の食も! 歌だけではなく、食の面でも応援してくれている方々です。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。ラストを飾った田村JINさん。みんなでジャンプ!

・フィナーレを飾った田村JINさん。リズム隊にチームしめちこちゃんのみぶーさんが。

 

2組目は田村JINさん。音楽プロデューサーであり、プレイヤーでもある方です。音楽業界をよく知る方なのですが気さくで面白く、とてもチャーミングな一面も持ってらっしゃいます。吉田拓郎のカバーと感謝をテーマに描いたオリジナル楽曲という、哀愁と温かみある2曲を歌い、西日が射し込む時間帯とイベントの本当のフィナーレを飾るにふさわしいステージとなりました。曲の最後にはリズム隊のみぶーさん、司会を務めた横山さんとともにジャンプを決める一面も! ジャンプのタイミングがややずれてしまいましたが、それもまた愛嬌(笑)。笑いでステージを締めくくりました。

 

10時から14時過ぎまで開催された今回のなみえ復興祭。たくさんのアーティストが応援に来相してくれ、サプライズあり、ハプニングありの楽しく感動的なステージライヴで、イベントを最後の最後まで盛り上げてくれました。

 

「なみえ復興祭 2014 秋」レポート。出演者とスタッフで集合写真

・全出演者とスタッフで記念撮影。

 

浪江町の方々をはじめ、近隣の仮設住宅の方や相馬市民で賑わった『なみえ復興祭 2014 秋』。運営、出店、出演された方々をはじめ、多くの方のサポートで成り立ったイベントだったと思います。震災から3年以上経ち、メディアの情報や人々の関心は減ってきている一方で、未だ復興と言い切れない現状は存在します。このような状況下、今回のようなイベントは、人々が集い情報を交換する場所、外の方々に目を向けてもらうきっかけとなる場所になったのではないかと思います。

 

次回の開催が、今から楽しみです。

ルミネの社員食堂に鳥久精肉店の相馬牛ジューシーメンチが並びました

ルミネ×相馬本家:ルミネの社員食堂に相馬の食が並びました。

ルミネの社員食堂に鳥久精肉店の相馬牛ジューシーメンチが並びました

 

「産地支援」「地域共生」「復興支援」をテーマに、日本の文化を発信するルミネのプロジェクト「ココルミネ」。東京在住の方の中には、実店舗でこの企画を目にされた方もいるのではないでしょうか。この「ココルミネ」の社内向けの企画として、ルミネさんでは、東北の食を取り入れた社員食堂メニューを提供しています。10月10日(金)、そのメニューに、相馬の市街地に本店を構える町のお肉屋さん「鳥久精肉店」の相馬牛ジューシーメンチが採用されました。

 

相馬牛ジューシーメンチ

 

相馬牛は、相馬市内の生産農家が育てたA5ランクの黒毛和牛のこと。中々知られていませんが、福島県のブランド牛「福島牛」の中でも良質な牛肉です。放射性物質に関してご心配なされる方もいらっしゃるかと思いますが、福島牛は❝徹底した安全管理体制のもとで飼育されており、また、すべての牛を対象に放射性物質検査を受けて❞います(JA全農福島)。

 

ココルミネとの接点を作ってくださったのは、東北の食文化を発信されているソウルオブ東北の三本さんです。ご自身の商談の際に、福島の県産品も紹介してくださいました。そうして生まれた接点から、実際に我々スタッフも東京に足を運び、ココルミネのご担当者とお会いし、福島の工芸や食をご紹介することができました。7月の末のことです。

 

そこで、食であれば❝社員食堂に取り入れられるかも❞とご提案をいただき、今回の社員食堂メニューの実現に至りました。

 

相馬牛ジューシーメンチが並んだのは、ルミネの旗艦店である新宿店のルミネ1・ルミネ2。ルミネ1では完売となり、2つの施設を合わせて約200食を販売していただきました。

 

新宿ルミネの社員食堂に相馬牛ジューシーメンチが並びました!

新宿ルミネの社員食堂に相馬牛ジューシーメンチが並びました!

 

社員食堂のご担当者からいただいたメールの文中には

 

❝通常の社食の人気メニューでも200食以上出ることは稀であるため、

価格が少し高いという懸念事項もございましたが、

「美味しそう!」という反応が非常に多く、大好評を頂くことができました。❞

 

というご感想が。実際メールを読むのはドキドキでしたが、ほっとしましたし、嬉しかったです。

 

震災を受けた地に関する様々な単語に対して、未だネガティブな意見が伴う現状であるなか、「美味しそう」という感想をいただけたことは有難いことです。そして、実際に相当数の実績が生まれたということは、それが震災の文脈があるからという一方で、美味しさで勝負することができたという自信につながりましたし、美味しく安全なものが選ばれるのだということを再認識することができました。

 

ともに東北の食を伝える仲間の心遣いで、東北に目を向けてくださる方々の想いでつながった今回の企画。これを受け、タテ・ヨコ・ナナメにさらに接点を広げられるよう、頑張らねばという気持ちにさせられました。改めて。

 

相馬本家では、一般の方々だけではなく、業務用の商材のご相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

 

■お問い合わせ:https://www.soma-brand.jp/contact/
 
■鳥久精肉店の店内の様子

福島県相馬市にある鳥久精肉店。昭和27年創業。ブランド牛である福島牛の中でも、相馬の生産農家が育てたA5ランクの黒毛和牛「相馬牛」を取り扱っています。 相馬牛のコラーゲンが豊富なジューシーメンチも高い評価をいただいています。 【鳥久精肉店公式ウェブサイト】 http://www.soma.or.jp/~torikyu/ 【商品販売サイト】 https://www.soma-brand.jp/category/businessoperators/torikyuseinikuten/ #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


 
相馬牛ジューシーメンチ

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2年連続農林水産大臣賞を受賞した山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

山形屋商店、2年連続最高賞受賞を受けて改めてお話をうかがってきました。

10月1日に、山形屋商店の「ヤマブン 本醸造特選醤油」が全国の醤油品評会にて農林水産大臣賞を受賞したことが発表されました。2年連続となる受賞で、福島県では初の快挙です。既に地元メディアにもご紹介いただきましたが、我々スタッフも改めて5代目の渡辺和夫さんにお話をうかがってまいりました。

 

2年連続農林水産大臣賞を受賞した山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

・5代目 渡辺和夫さん。表彰状と一緒に

 

期待を背負っての出品

「昨年、既に農林水産大臣賞を受賞したため、今年は期待も大きかった」と渡辺さん。これに加えて、今年5月には、「全国新酒鑑評会」にて17銘柄が「金賞」に輝き、県別の金賞受賞数が2年連続で日本一に輝いたため、「醤油もこれに続け」とプレッシャーは増したと言います。そのような期待を背負っての挑戦であったため、今は「ほっとしています」と渡辺さん。

 

渡辺さんは自社製品のことのみならず、福島県全体の底上げのため、日々良質な醤油づくりに励んでいます。今回の受賞に関しても、「県内の同業者らで勉強会を開催し、切磋琢磨した結果」と言います。

 

この“勉強会”に関して少し。震災後、県内の醤油出荷量は著しく落ち込みました(詳細な数字は渡辺和夫さんの受賞報告をご覧ください)。これを受け、福島県醤油醸造協同組合(二本松市)の紅林(くればやし)工場長の呼びかけにより、勉強会と呼ばれる「福島県醤油出品評価会(勉強会)」を開催するようになったのです。この会を通じて、ライバルとして切磋琢磨し、あるいは仲間として手を取りあいながら、福島県の醤油生産者たちは互いに知識や技術を高め合ってきました。

 

実は、山形屋商店は、約40年前に行われた初年度の醤油品評会に出品して以来、品評会には参加していませんでした。しかし震災後、県内の業界を取り巻く状況が一変したことを受け、県産品の品質を広く知ってもらうべく、昨年から改めて出品を決意したそうです。

 

昨年の受賞時にもおっしゃっていましたが、「受賞が県産品のアピールにつながれば嬉しい」と渡辺さんは言います。

 

同業者の中には、実際に山形屋商店の工場を見学に来る方も多いのだそう。そういう方には特に隠すことなく、工場内や日報などを見てもらっているそうです。オープンですね(笑)とお聞きすると、「自分も他人にお世話になっているからね」と渡辺さん。「福島県の醤油品質の向上」という同じ目的を持ち、技を磨き合っているのだなあと、改めて感じさせられました。

 

山形屋の商品はこちら!

 

まだある!山形屋の醤油を使った商品

農林水産大臣賞の表彰状。山形屋商店の店内には昨年度と今年度の2枚が並ぶ。

・農林水産大臣賞の表彰状。店内には昨年度と今年度の2枚が飾られている。

 

銀行マンから職人の世界へ――。

ところで渡辺さん、以前は銀行マンだったのです。故郷の相馬や相馬市外で長年銀行員として働かれていましたが、結婚を機に故郷の相馬に戻った。同時に、山形屋商店へ。10年間に渡る丁稚(でっち)、そして1年間の奉公を経て、5代目となりました。

 

2年連続農林水産大臣賞を受賞という華々しい記録を打ち立てた渡辺さんですが、もともと味噌醤油の知識や技術を持ち合わせていたわけではなく、現在に至るまで、相当な努力を積み重ねたのだと思います。ご本人も(笑って答えてくださいましたが)「やっぱり大変でしたね」とおっしゃっていました。真摯に醤油に向き合ってきた日々があってこその、今回の受賞といえるでしょう。

 

さて、2年連続農林水産大臣賞を受賞した山形屋のお醤油は、もちろん相馬本家からもご注文いただけます。かえしを加え、丁寧に火入れと寝かしを行った、深いコクと香ばしさが際立つお醤油を、ぜひお試しください。

山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

山形屋商店より農林水産大臣賞受賞の報告をいただきました。

味噌醤油醸造の老舗・山形屋商店の「ヤマブン 本醸造特選醤油」が全国の醤油品評会において、昨年に引き続き最高賞となる農林水産大臣賞を受賞いたしました。

 

山形屋商店の5代目 渡辺和夫さんから受賞のご報告をいただきました。

品評会や審査のお話、渡辺さんの心境、福島県の醤油業界の現状などが綴られています。渡辺さんより許可をいただきましたので、以下、掲載させていただきます。

 

—–引用ここから—–

10月1日(水)東京・ロイヤルパークホテルにて平成26年度「第42回全国醤油品評会」(主催: 日本醤油協会 後援:農林水産省)の表彰式が開催され、当店のこいくちしょうゆ「ヤマブン本醸造特選醤油」が最高賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞しましたのでご報告 させていただきます。

 

全国醤油品評会は、年に1回だけ開催される国内唯一、全国規模のしょうゆ品評会で、しょうゆの品質向上と表示の適正化を図り、消費者に良質のしょうゆを提供することを目的に、しょうゆのJAS(日本農林規格)が整った昭和48年から毎年開催され、今年が42回目の開催と なります。昨年、同品評会において当店のこいくちしょうゆ「ヤマブン本醸造特選醤油」が最高賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞したところですが、2年連続の最高賞受賞は福島県としては初の快挙となります。

 

今回、全国の予選を通過したしょうゆ252点が出品され、表示審査、1次審査、2次審 査、最終審査を経て「農林水産大臣賞」4点、「食料産業局長賞」7点、「優秀賞」39点が決定しました。当店のこいくち「ヤマブン本醸造特選醤油」が最高賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞。評価された点は、優れた品質、特に食欲をそそる香ばしい香りと深いうまみ、加えて色、味、風味のバランスに優れている点が評価されました。

 

昨年、同品評会において全国一位の評価をいただき、地元はもちろんのこと県民の皆様に喜んでいただきました。今回は 昨年とは異なり2年連続受賞の期待を背負っての挑戦でした。プレッシャーはありましたが最高の舞台で最高の栄誉に輝き、ほっとしています。今年は福島県醤 油醸造組合創立50周年という節目の年にあたり、2年連続最高賞受賞は本県業界にとって悲願であり大きな喜びとなると同時に、ふくしまブランドイメージの 向上にも貢献することができました。

 

本県の受賞は弊社のほか、ヤマボシ醤油合名会社(白河市)のこいくち「ヤマボシ醤油・松印」、福島県醤油醸造協同組合(二本松市)のさいしこみ「ふくしま・むらさき」がそれぞれ「優秀賞」を受賞しました。

 

今年5月20日、福島の酒が「全国新酒鑑評会」にて17銘柄が「金賞」に輝き、県別の金賞受賞数で昨年に続き日本一となりました。2年連続の日本一は本県と しては初の快挙でしたが今回、同じ醸造食品であるしょうゆも後に続いたことで、福島の持つ優れた醸造技術と存在感を全国にアピールすることができ、来春に 開催される「ふくしまデスティネーションキャンペーン」へ向けていい流れをつくることができました。

 

業界の現状ですが、これまでふくしまブ ランドの信頼回復のため、きめ細かい放射能検査を継続実施し、全ての検査で「検出せず」を積み重ねてきました。原材料、生産、流通の各段階で放射能検査を 行い、多重検査によって安全性を確保しています。また、JAS認定工場として毎月の格付け検査、ロット毎の品質検査、理化学検査など安全には万全を期して います。しかしながら、食の安全に関する情報提供だけでは風評被害が収まらない。昨年、全国のしょうゆ出荷量は前年比1.7%の減少であったのに対し、本県は前年(前年比14.3%の減少)をさらに下回る前年比24.1%の減少でした。東京電力福島第一原発事故による風評被害が収まらず、かつてないほどの 大幅な落ち込みが続き深刻な状況です。これほどの落ち込みは全国でも本県だけです。風化の問題もあります。復興支援の機運が年々薄れ、風化が進む一方で風 評被害がさらに深刻さを増し、負のイメージだけが定着しています。

 

こうした中、震災後の平成23年10月26日、福島県醤油醸造協同組合 (二本松市)の紅林(くればやし)工場長の呼びかけで「福島県醤油出品評価会(勉強会)」を開催。福島県ハイテクプラザ 会津若松技術支援センターのアドバイスをいただきながら、全国醤油品評会で入賞したしょうゆを集め、色、香り、味などを研究。各自持参したしょうゆの「きき味」をしながら意見交換をし、さらなる良質な製品をめざし研鑽を積んできました。今回の2年連続最高賞受賞によって、本県のしょうゆは安全で品質が良 く、優れた醸造技術に培われた美味しいしょうゆであることを全国に証明することができます。それと同時に、本県のマイナスイメージの払拭につながると思い ます。これ以上ない最高の栄誉に輝いたのも「チーム福島」が一丸となって切磋琢磨し、たゆまぬ努力によって研鑽を積んできた成果です。これを励みに「同情される福島」から「尊敬される福島」となるように更に研鑽を積み、ふくしまブランドしょうゆの価値向上に努めていきます。

 

平成26年度「第 42回全国醤油品評会」を通して、福島県産しょうゆの安全性と品質の良さをPRし、販売促進につなげたいと考えています。同時に本県はどこよりも徹底した 食品検査体制を整備し、食の安全に努めているということを是非ご理解いただき、安心してお使いいただきたい。そして多くの方に本県に足を運んでいただき、 美味しいものを食べて、本県の良さ、魅力を堪能していただきたい。来春に開催される「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に弾みがつき、最高のおも てなしにつながることを願っています。

 

昨年12月、「和食」のユネスコ 世界無形文化遺産への登録が発表されました。しょうゆは和食になくてはならない存在であり、使い方次第で千変万化する調味料です。漬物にちょっとかけると 塩辛さが和らぎ、豆腐にかければ大豆の甘さを引き出す。しょうゆは合わない料理を探すのが難しいくらいどんなものにも合います。肉、魚、野菜、どんな素材 にも調和してうまさを引き出し、持ち味を生かす。日本人の心と体にやさしい和食をおいしくするのが旬の食材としょうゆなのです。これを機に日本の食文化を 支える伝統調味料「しょうゆ」の価値も認められ、存在感をアピールできるはずです。

 

これからも、お客様のため技術に磨きをかけ、より品質の良い醤油を造っていきます。

—–引用ここまで—–

 

渡辺さんは、自社製品だけではなく、県産品のアピールをと、日々醤油と向き合っています。

香り高く、コクのある、山形屋商店のお醤油を、日々のお料理にご利用ください。

 

農林水産大臣賞2年連続受賞した山形屋商店の本醸造特選醤油

 

 

山形屋の商品はこちら!

 

まだある!山形屋の醤油を使った商品

相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんのコシヒカリが国際大会で特別優秀賞を受賞

相馬の米、国際大会で約4,300点のトップ24位にランクイン!

全世界の米農家たちが、自身の自慢の新米を持ちより味を競う国際大会「米・食味分析鑑定コンクール」。米・食味鑑定士協会が主催するこの国内最大規模の国際大会で、相馬市今田でお米を作り続ける佐藤徹広さんが「特別優秀賞」を受賞し、昨年の金賞に引き続き、快挙を成し遂げました。

 

相馬市今田の米農家 佐藤徹広さん。お米の国際大会で特別優秀賞を受賞。

・特別優秀賞の賞状を持つ佐藤徹広さん

 

山形屋商店の醤油が全国の品評会において2年連続最高賞である農林水産大臣賞を受賞したことに続き、明るいニュースがこの地に舞い込みました。

 

山形屋商店のお話はこちらから↓

●過去記事:山形屋商店、2年連続最高賞受賞を受けて改めてお話をうかがってきました。

 

この大会では、まず食味分析計という機器を用いお米の成分を分析し、美味しさを点数で表します。この点数が高い40点が、最終審査となる3次審査に進むのです。
3次審査では、お米のソムリエと呼ばれる食味鑑定士が実際に味や香り、食感などを確かめ、審査を行います。機器の測定により算出された絶対的な数値と、お米のソムリエの舌による評価で、美味しいお米が決まるのです。

 

今回出品されたお米は昨年の約4,000点よりも多く、約4,300点。さらに、今年は全体的に食味値が高く、佐藤さんも「今年はレベルが高かった」と言います。

 

今年佐藤さんが出品したコシヒカリは、惜しくも金賞は逃したものの、約4,300点の中からわずか23点しか選ばれない「特別優秀賞」を受賞! 2年連続で❝旨い米❞のタイトルを獲得しました。佐藤さんは、地元の米をブランド化したいという想いの元、日々米作りに向き合っているのですが、今回の受賞は、その夢に向かった着実な一歩となりました。

 

第16回 米・食味分析鑑定コンクールで佐藤徹広さんのコシヒカリが特別優秀賞を受賞

 

ちなみに……

 

食味分析計により測定された点数は、昨年金賞を受賞したお米よりも高かったそうで、今年の大会のレベルの高さがうかがえます。

 

さらに……

 

佐藤さんのコシヒカリの点数は全体の24位にランクイン! 日本はもちろん、世界各国の農家の自慢の米・約4,300点の中の24位です。米作りをデータ化し、ブレなく安定的に美味しい米を育てる佐藤さんだから為し得た結果です。

 

資料を見ながら説明をする佐藤さん

・過去の受賞米の分析結果を調べたり、自身で栽培ノートを作成したり、佐藤さんは非常に研究熱心です。

 

佐藤さんのお米は、2kgからご用意しておりますので、「お試し」も可能です。一合は150gですので、2kgは約13合分となります。

お米は日本人の食事において大事な食材。国際大会で2年連続「味」を認められたお米を、お選びいただけますと幸いです。

 

佐藤徹広さんのコシヒカリ

・佐藤さんのコシヒカリ

佐藤さんのお米はこちら!

 

佐藤さんのお米に関するつぶやきのご紹介


 

 
 

 


 
なお、福島県の米は全量全袋検査を行っております。こちらに関しては、以前の記事でご紹介しておりますのでそちらをご参照いただけますと幸いです。
●過去記事:黄金色の稲穂は純白のお米へ。収穫とお米の特徴、放射性物質の検査について。
 

これまで相馬本家でご紹介した生産/製造者はこちらから

農林水産大臣賞の醤油を使った和菓子

2年連続最高賞を受賞したお醤油の和菓子

農林水産大臣賞を2年連続受賞という快挙を達成し、山形屋商店の醤油と五代目の渡辺和夫さんが新聞をはじめ、様々なメディアでご紹介いただいております。

本日はその最高賞を受賞したお醤油を使った、松林堂のお菓子をご紹介いたします。

 

まずは「馬陵ゆべし」。ゆべしとは米粉を使ったお菓子のことで、砂糖と醤油で味付けをします。東北では割とポピュラーな和菓子ではないでしょうか。馬陵ゆべしは平成10年に行われた「全国菓子大博覧会」で栄誉金賞を受賞した相馬の銘菓。味はもちろん、中にはクルミが散りばめられていて、米粉の生地のもっちりとした食感と、クルミのサクッとした食感の対比も食べていて楽しいポイントです。

 

松林堂の馬陵ゆべし

 

松林堂の店主の佐藤恵一さんは「ゆべしの味の決め手は醤油」だと言います。包み紙を開くと醤油の香りが広がり、どこかほっとさせてくれます。これからの寒くなる時期は、あつ~いお茶でほっこりしながら食べたくなる和菓子ですね。

 

そして次に、醤油で味にアクセントを加えたかりんとう「醤油のかりんとう」。醤油の香りや塩気が甘さを引き立たせ、飽きのこない味に仕上げられています。醤油は加熱すると風味が飛んでしまうとよく言われますが、山形屋商店の渡辺さんは「揚げているけど風味が損なわれていない」と太鼓判を押しています。

 

松林堂の醤油のかりんとう

山形屋商店に足を運ぶ度に思うのですが、醤油や味噌の香りとは良いものですね。日本人ならではの感覚なのか、理由はうまく説明できませんが(笑)、落ち着きます。

陽が落ちるのが早くなり、相馬は少しずつ肌寒い日が増えてきました。みなさんのお住いの地域はいかがでしょうか。熱い煎茶やほうじ茶と一緒に、香ばしいお醤油の和菓子でほっと一息ついてみませんか。

 

今回ご紹介したお菓子はこちら

 

各事業者のご紹介はこちら

【松林堂】新しい商品開発にも意欲的な老舗菓子店

【山形屋】 日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店

 

おんちゃまセット第8弾

おんちゃまセットの内容更新と試験操業について

こんばんは。本日は、お得でボリューム満点の人気商品「おんちゃまセット」の商品内容が更新されましたのでご案内させていただきます。

秋は美味しいニュースが豊富で嬉しい限りです。

 

相馬のおんちゃまこと高橋永真さん

 

おんちゃまセットとは、震災後から地域支援を行ってきた、相馬はらがま朝市クラブの代表で魚屋の経営者でもある“相馬のおんちゃま”こと、高橋永真さんがセレクトした海産物の詰合せです。試験操業で漁獲された海産物を扱っており、漁獲や在庫の関係で相馬市外、福島県外の海の幸もセットに含まれることが多かったのですが、今回はオール相馬産! しかもすべて無添加! 相馬の海産物の本来の美味しさをお楽しみいただけるセット内容となっております。

 

セット内容は以下の通りです。

 

・真カレイ切り身(200g)×2P
・しらす干し(60g)×4P
・沖つぶ剥き身(200g)×2P
・カナガシラ ムニエル用(180g)×2P
・真アジ開き 一夜干し(320g)×2P

 

お写真はこちら↓

おんちゃまセット第8弾

 

いかがでしょうか、このボリューム! 浜の男の豪快さが感じられる内容で、お値段も3,500円とおトクです。

ただ、「太っ腹だけどちょっと多い……」「ちょっと冷蔵庫に入らなそう……」という声もちらほら頂戴しており、ハーフセットもご用意し始めました。ハーフセットには各1P(しらす干しは2P)が入っており、お値段は2,000円です。

 

冒頭でも触れましたが、本商品は、試験操業漁獲の海産物の詰め合わせです。そのため、在庫が不安定であり、ご案内している内容が変動する場合もございますこと、ご了承いただけますと幸いです。
ここで少し、試験操業に関して触れさせていただきます。まず、試験操業とはどういうものなのか、福島県漁業協同組合連合会の試験操業のウェブサイトの説明を引用させていただきます。

福島県の沿岸漁業及び底びき網漁業は、原発事故の影響により操業自粛を余儀なくされています。
このような中、福島県による1万件を超えるモニタリングの結果から安全が確認されている魚種もあります。このような魚種に限定し、小規模な操業と販売を試験的に行い、出荷先での評価を調査して、福島県の漁業再開に向けた基礎情報を得るために「試験操業」を行っています。
平成26年8月28日現在で51種類を対象にしています。
販売される漁獲物は福島県漁連が中心となり、放射性物質の検査を行っています。

このように、原発事故の影響で本格操業ができない現状の中、決められた日に、決められた魚種を漁獲する漁業を試験的に行っているのです。そのため、漁は毎日行っているわけではありません。対象魚種も限定されていますが、震災後は3種類であったのが、今年の8/28までに51種類と徐々に増えてきています。

 

さて、水揚げされた魚介は毎回放射性物質の検査を実施しています。国の食品安全基準値が100Bq/kgであるのに対し、福島県では自主規制により、50Bq/kg以下のものを出荷しています。このような自主規制を設けていますが、実際出荷されている魚介は、機器が検出できる限界値未満のもの、つまり「不検出」という結果のものがほとんどを占めています。

 

魚種別の検査結果に関しては、福島県漁業協同組合連合会の試験操業のウェブサイトで公表されていますので、そちらもご覧ください。
今回の「おんちゃまセット」に含まれている魚介についても、放射性物質の検査において、すべて不検出という結果がでております。詳しくは、商品ページをご確認ください。

高橋さんは「ホンモノじゃないとダメ」といつも口にします。そして本当に美味しいものだけを届けられるよう、日々商品開発に試行錯誤しています。ホンモノにこだわる高橋さんがセレクト、加工した、海の幸の詰め合わせを、ぜひ、お試しください。

 

商品ページはこちらから→おんちゃまセット 第8弾

相馬牛のメンチ定食を食べました

音楽とボランティアとマルシェと相馬牛の話

こんばんは。今日は相馬牛のランチはおいしかったというお話を、音楽とボランティアの縁というキーワードを絡めて書かせていただきます。

 

相馬市では、震災後の5月から「はらがま朝市」というイベントが毎週末行われています。現在は「そうま復興マルシェ」という名前で、土曜日・日曜日に、相馬市中村にある「はまなす商店街」という仮設の商店街の駐車場を利用して開催しているイベントです。現在はアーティストやパフォーマーの方がステージを披露したり、子ども服や物産などの物販を行っているのですが、震災直後から数年前までは、炊き出しや支援物資の配給なども行ってきました。

 

過去の朝市の様子

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・過去の朝市の様子

 

主催の「NPO法人 相馬はらがま朝市クラブ」のウェブサイトでは、次のような紹介がなされています。

 

———————————————
笑顔が生まれる人間交流広場
「朝市に来れば、何かに出逢える」
被災者が「笑顔と喜び」を届けるため
他の被災者と市民と支援者の生命のふれあいの場
———————————————

 

この文章の通り、過去も現在も、アーティストやパフォーマーの方も含め、多くの人の支えがあって成り立ち、多くの笑顔が誕生してきました。

 

このマルシェ(前 朝市)に、本日は運営のお手伝いにきてくださった方が2名います。ひとりは東京在住の山野さんという女性で、もうひとりは千葉在住の小田桐さんという男性です。車に乗って、はるばる相馬の地に足を運んでくださいました。

 

おふたりと相馬のつながりは、今回生まれたものではなく、RockCorpsというボランティアと音楽をミックスしたプロジェクトを通して生まれました。これは、「4時間ボランティアをすることで、ボランティアをした人限定のコンサートに参加できる」という、アメリカ発のボランティアプロジェクト。これまでボランティアに接することのなかった方々に、音楽というきっかけを提供し、コミュニティとの新たな接点を生み出そうという、画期的な取り組みです。

 

アーティストも、レディ・ガガ、MAROON5、リアーナなど、そうそうたる方がRockCorpsの趣旨に賛同し、コンサートに参加しています(アーティストもボランティアをしないとステージにたてないというルールも!)。

 

RockCorpsは2005年にスタートし、アメリカ、イギリス、フランスなど各国を転々としていたのですが、今年、10カ国目の会場に日本が選ばれ、4月の末からプロジェクトがスタートしました。日本でのボランティアプログラムの会場は、岩手、宮城、福島の被災三県と、東京、千葉、神奈川の関東三県。主に復興関連のボランティアプログラムが組まれ、セレブレーションと呼ばれるコンサートは、福島県のあずま総合体育館で9月6日に開催されました。会場に集まったボランティア参加者は実に4,000人を超え、ステージも大盛り上がり。もともと参加者の多くは、コンサートに行きたかったという理由だけではなく、被災地のために何かをしたかったという思いを持っており、そういう共通の思いと、同じ活動をともにしたという絆があったからこそ、いっそうの感動が生まれたのだと思います。

*公式ウェブサイトはこちら:RockCorps

 

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・4月末から9月頭まで、RockCorpsのボランティア参加者がマルシェの運営を手伝ってくれていました
 
本日マルシェに来てくださったおふたりも、このRockCorpsの参加者です。ひとりはマルシェの運営ボランティアに、もうひとりは仮設住宅の草刈のボランティアに参加し、一度は相馬に足を運んでいたのです。

そこで生まれた接点から、「もう一度相馬に」ということで本日はマルシェにお手伝いをしに来相してくださいました。一度きりではないつながりができたことは、非常に嬉しいことです。

 

さて、本日きてくださったおふたりは、マルシェの物販ブースの準備と販売のお手伝いをされ、山野さんは音楽をやっているということでカラオケまでご披露! 1曲目を歌い終えた後に、お客さんからアンコールの声もあがり、計2曲を歌ってくれました。

 

マルシェで物販のお手伝い

・物販ブースの準備と運営をお手伝いしてくれました

 

山野さんは歌も披露!

・山野さんは歌も披露!
 
そしてようやく「美味いもん」の話へ(笑)。
マルシェ終了後、せっかく相馬に来たのだから地のものをご案内せねば、ということで、マルシェの会場の近くにある「鳥久精肉店」へ行ったのです。ここは、相馬牛というブランド牛を扱う町のお肉屋さん。

 

相馬牛とは、相馬市内の生産農家のいずれかで肥育された、A5ランクの黒毛和牛を指します。あまり知られていませんが……、全国でも高い評価を得ているのです。また、福島県から出荷される牛は、放射性物質の全頭検査が実施されており、安全が確認されているものだけが出荷されています。

 

【過去の品評会の成績】
平成10年     全国肉用牛枝肉共励会     名誉賞(福島県初日本一)
平成13年     全国肉用牛枝肉共励会     最優秀賞(全国2位)
平成15年     全国肉用牛枝肉共励会     最優秀賞(全国2位)
平成18年     全農肉牛枝肉共励会     名誉賞(福島県初日本一)

 

今日はおふたりと相馬牛ジューシーメンチの定食をいただきました。

 

相馬牛のメンチ定食を食べました

 

こちらは、相馬牛と、相馬牛のアキレス腱「白スジ」、味を調節するために豚肉、タマネギを使用したメンチカツです。味付けは塩とコショウのみ。肉の旨みに自信があるからこそのシンプルさと言えます。
白スジはコラーゲンが豊富な部位で、女性にもおすすめです。

 

相馬牛ジューシーメンチ

 

山野さんは「はしで切ろうかと思ったけど、肉汁が出てきたからそのままかじってしまいました(笑)」と嬉しいご感想を。名前の通り、ジューシーで肉の旨みを堪能できるメンチなのです。小田桐さんにも美味しいと喜んでいただき、相馬の食の魅力を少しは知っていただけたのでは、と思います。

 

その後も、地元で活動する方々も交え、情報交換などもでき、我々スタッフも有意義な時間となりました。

東京・千葉と相馬とやや距離があり、また音楽と相馬牛というかなり交わりにくいキーワードですが、ひとつの接点によって、新しい接点ができたことは不思議で面白いことですね。

 

また相馬に足を運んでいただければと思います! みなさんも、ぜひ遊びに来てください!

 

相馬牛ジューシーメンチはこちらから:【A5黒毛和牛】相馬牛ジューシーメンチ
鳥久精肉店のその他の商品はこちらから:商品一覧ページへ

田中果樹園の園主・田中富士夫さん

【田中果樹園】ご夫婦二人で丁寧に育てる種々の梨たちを直送で

少しずつ、朝晩の涼しさが心地よい季節になってきました。この時期は、瑞々しい梨が美味しい季節。
福島県でも梨の収穫と出荷に、生産者が忙しくなる時期です。

平成26年に公表された農林水産省のデータを見ると、福島県の梨の出荷量は全国4位。桃やりんごのイメージが強い土地ではありますが、梨もたくさん育っているのです。もちろん、ここ相馬でも。

今回は、約60年前から相馬の地で梨栽培を行っている田中果樹園を営む田中富士夫さんに、ご自身の梨園についてうかがいました。

 

田中果樹園の園主・田中富士夫さん

 

新しいことは特にしていないんです

田中さん:うちは戦後の開拓農家なんです。父親が始めて、それから続けています。私は次男で、高校を卒業して相馬を出たんです。農業系の学校に通っていました。そこで周りの人間に感化されたというか、やっぱりそういう方面に進む人間がほとんどですので、私も自然と家業の後を継ぐことを考えるようになって。それで相馬に戻ってきました。

 

田中さんが現在育てている梨は6種類。新しい品種を試しては、味を見て、美味しいと感じたものを育ててきました。

 

田中さん:新しいものってやっぱり皆さん好きなんですよね(笑)。だから、常にそこには意識しています。それで自分で育ててみる。そうしてできた梨の味をみて美味しいと思った種類を育てています。栽培に関しては、別段新しいことをしているわけではないんですよ。

 

そういって田中さんは笑いますが、梨も生き物。天候に左右され、毎年同じように育つとは限りません。今年も例年と違い、花が多く咲いたといいます。つまり、実った果実も多かった。

 

田中さん:天気が良かったんですね。それでたくさん実ができたんです。そうすると今度は摘果が大変で……。腰にきますね(笑)。昔は収穫の時期に求人をかけてやっていたのですが、今はなかなか難しくてね。夫婦でやっているんです。

 

果樹園で育つ梨の木の高さは約170cm。成人男性がかがんで作業しないといけない高さなのですが、あまり高くできないと言います。

 

田中さんが立つと、梨の木の高さを超えてしまいます

・田中さんが真っ直ぐ立つと、木の高さを超えてしまいます

 

田中さん:私はいいのですが、夫婦でやっているものですから。私の身長に合わせると(奥さんが)届かなくなってしまうんですよね(笑)。

 

田中さんのが育てる果樹は、ご自宅の目の前から鰻の寝床のように細く長く伸びる畑に植えられています。ご夫婦お二人だけで、この園地内を見て回り、毎年同じように美味しい梨を育てるということは、大変な作業だろうと想像できます。天候をはじめ、周りの環境によって育ち具合が変化するのが食物ですから、日々の小さな変化を見極める知識と経験が必要です。そして、コツコツと手をかけるマメさや忍耐も求められるでしょう。例えば、形のよい梨を育てるためには、実が小さい時期から園内を回り、形の悪い梨を見極め、摘果を繰り返えす必要があるそうです。当たり前ではありますが、美味しいだけではなく、見栄えのよい梨を育てるため、収穫まで気は抜けません。新しいことはしていないと田中さんは言いますが、同じものを作り続けることも難しいことです。

 

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・鰻の寝床のように伸びる果樹園。移動にも時間がかかります

 

震災後、注文がピタッと止まった――

震災による影響は、海の幸だけではなく、果物にも及びました。風評被害という見えない刃に形を変えて。

 

田中さん:風評被害はやっぱりあって、震災後に注文がピタッと止まりました。震災後から今まで、うちの梨は放射線物質の検査の結果は、毎回検出下限値未満なんですが。実は震災前、販路拡大に向けて、直販に力を入れ始めていたんです。実際に増えていっていました。重ねた伝票の束が、だんだんと厚くなっていくのが分かりましたから。嬉しかったですね。そんな時に地震が起きて……。やっぱり、気持ちが落ちてしまいましたね。でも、ありがたいことに、逆に注文を増やしてくれる方もいるんです。応援するからね、と言ってもらえた時は、込み上げるものがありました。感謝、感謝です。安心して食べていただくために、出荷する際にはモニタリング検査の結果を同梱してお送りしています。

 

梨、続々!

冒頭でも触れましたが秋は梨の季節です。続々と出荷が始まります。

まずは幸水。これは8月下旬から9月上旬にかけて出荷される品種で、甘さと歯触りがよいポピュラーな梨です。多くの方が知っているのではないのでしょうか。9月中旬から9月下旬にかけては、幸水に酸味が入ったバランスの良い味が楽しめる豊水が出荷されます。

 

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・定番品種の幸水

 

そして、9月の下旬から10月の上旬にかけては、2001年に品種登録された比較的新しく人気の高い「あきづき」という品種が楽しめます。

 

田中さん:あきづきは人気ですね。この梨は果肉が程よくやわらかいんです。甘さも上品。それと後味が違いますね。食べた後の爽やかさというか。言葉では表現しにくいのですが、そういう美味しさがあります(笑)。

 

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淡々と、ゆっくりと話す田中さん。以前、岡田海苔店の岡田建義さん(*)にお話を聞いた時にも感じましたが、生産者の方から聞く「美味しい」「良い」という言葉には説得力があります。食べてみたいなぁという気持ちにさせらるから不思議です。

*以前の記事参照:【岡田海苔店】旬の一番初めに採れる海苔を、焼き立てで

 

さて、あきづきの旬の終わり頃、10月中旬から11月の中旬にかけては新高という品種が登場します。瑞々しい品種で、酸味は少な目。歯ごたえのある食感が楽しめます。

 

11月の下旬からは王秋という品種が旬を迎えます。この品種は糖度が高く瑞々しい、そして日持ちもするという優れた品種。翌年の3月頃まで保存できるそうです。そのため、お歳暮として購入されるお客さまも多いといいます。

 

また、10月中には甘さと奥深い香り、トロリとした食感が楽しめるラ・フランスもお届けが可能です。

 

このように、秋は続々と多種の梨が登場します(*)。食べ比べをして、美味しさの違いを見つけてみるのも面白いかもしれません。
すべての梨は、田中さんの果樹園から直送されます。田中さんが丁寧に育てた種々の梨を、ぜひご家庭でお楽しみください。

*9月25日現在、あきづき新高王秋ラ・フランスのご注文を受け付けております。

 

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・人気の高いあきづき

 

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・甘さと歯ごたえのバランスが良い新高

 

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・甘く瑞々しい品種・王秋は日持ちがする点も人気の理由

 

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・とろりとした食感と香りが特徴のラ・フランス。収穫時期の見極めが難しいのだそう

 

田中果樹園の梨はこちら!

相馬牛の和田山さん、稲作の佐藤さん、醤油醸造の渡辺さんが産業功労者として表彰されました

牛、米、醤油の生産・製造者が産業功労者として表彰されました。

相馬牛の和田山さん、稲作の佐藤さん、醤油醸造の渡辺さんが産業功労者として表彰されました

 

11月3日、各分野における業績が認められた方々を表彰する式典が相馬市・市民会館で行われました。

産業功労者に選ばれたのは和田山孝明さん、佐藤徹広さん、渡邉和夫さんの3名。いずれも相馬本家に関わりのある方です。

 

相馬牛の肥育に尽力する和田山孝明さん

和田山孝明さんは、相馬のブランド牛である相馬牛を育てる肥育農家で、これまで数々の賞を獲得してきました。今年の7月に全農主催で行われた「第16回全農肉牛枝肉共励会」(東京食肉市場会場)においても、全国の生産農家から出品された194頭の中から優良賞を受賞。なんでも、周りの農家の方々からは「打倒和田山」と目標にされているのだそうです。

 

相馬牛は、福島県のブランド牛・福島牛の中でも、相馬市内の農家が育てたA5ランクの黒毛和牛を指します。柔らかな肉質、しっかりとした旨み、鮮やかな赤身、そして繊細な霜降りが特徴です。福島牛は、放射性物質の全頭検査が実施されているため、安心してお召し上がりいただけます(*)。

 

相馬牛のリブロース

 

相馬牛は、鳥久精肉店で取り扱いしており、相馬本家からもお買い求めいただけます。

 

*参考

福島牛販売促進協議会

福島県農林水産物モニタリング情報

 

直播(ちょくは)による稲作に挑戦する佐藤徹広さん

佐藤徹広さんと息子さん。収穫したお米と一緒に。

・佐藤徹広さん(左)と息子さん(右)

 

佐藤徹広さんは、以前もご紹介しましたが、相馬市今田で米作りを行う米農家。育てたコシヒカリは国際コンクールで4,000点の中からわずか17点の金賞に選ばれています。佐藤さんは、震災後から、直播(ちょくは)という、種もみを田んぼに直接播く栽培方法を導入しています。この栽培方法のメリットは、従来の米作りに比べ労力が格段に減ること。今後、農家の高齢化などにより、農地の一人当たりの扱い面積が増えることを見据え、直播による栽培体系を確立し次世代に伝えたいと、佐藤さんは過去のデータをノートにまとめ、米作りの見える化に取り組んでいます。

 

佐藤さんについて、詳しくは以前の記事をご覧ください。

次世代に経験を残したい――。国際大会で金賞を受賞した農家の米作りにかける想い

 

県の醤油業界の底上げを目指す山形屋商店の渡辺和夫さん

山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

 

渡辺和夫さんは、文久より続く味噌醤油醸造の老舗・山形屋商店の五代目です。全国の醤油品評会において、二年連続最高賞である農林水産大臣賞を受賞し、相馬だけではなく、福島県の醤油の味・安全性の認知拡大に貢献されました。醤油業界も風評被害に苦しんでいる状況下、安全性はもちろん、今だからこそ美味しいものを、質の良いものをと、県内の同業者と勉強会を重ね、切磋琢磨して良質の醤油を製造しています。渡辺さんのもとには、県内の同業者が見学に来ることも。その際には、隠すことなく自社の製造方法を共有し、県内の醤油業界の底上げに励んでいます。

 

山形屋商店について、詳しくは以前の記事をご覧ください。

日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店

 

3名とも、美味しいものを作るべく、日々実直に仕事に取り組んでいる方々です。皆さんの取り組みが認められ、産業功労者として表彰されたことは、生産者の方々を知るスタッフとして、非常に嬉しく感じます。一方で、今後も生産者・製造者の方々の取り組みや、背景にある想いをどんどん伝えていけるよう、そして多くの方々に読んでいただけるよう、スタッフも身の引き締まる思いです。

 

引き続き、相馬本家を、よろしくお願いいたします。

あまざけ

国産の良質なもち米と米こうじだけを原材料とした濃縮タイプのあまざけ。
無添加、ノンアルコール、そして栄養も満点です。
“点滴を打ったつもり”でお試しください。

 

山形屋商店のその他の商品

 

 

スタッフブログ

【山形屋】日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店
山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

文久から続く老舗 山形屋商店のだし醤油

山形屋のだししょうゆ

創業150年、味噌醤油醸造の老舗 山形屋商店の看板商品のひとつ。相馬市内の料亭においても使用されているダシ醤油です。

口当たりがよく、香り高い。そしてカツオやサバの削り節をはじめ、ダシの旨みが凝縮された本商品は、炒めものの調味料や、炊き込みご飯、焼き魚、うどん、卵かげごはんなどなど、幅広い料理にご利用いただけます。もちろん、ダシ汁を作る際にもご利用いただけます。

ダシを取る手間を省いてくれる使い勝手のよい万能調味料を、ぜひご利用ください。

・1本900円
・6本5,400円(化粧箱代を頂戴いたします)

山形屋商店のその他の商品

山形屋商店の醤油を使ったお菓子

スタッフブログ

【山形屋】日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店
山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

焼きドーナツ

オーブンで焼き上げた、しっとりとした生地のドーナツです。

 

味は、シナモン、きなこ、抹茶、チョコレート、レモン、チョコチップ、もも、やきいも、バナナの9種類をご用意しています。

油で揚げていないためヘルシーと好評で、ご年配の方にも人気です。

 

松林堂のその他の商品

【無添加】極上相馬味噌

北海道産大豆「とよまさり」を使用し、2年間熟成させた麹歩合10割のこうじ味噌。
無添加、そして生味噌であるため、酵母が生きています。
創業150年の山形屋伝統の天然醸造による生味噌は、純粋な味噌の風味と深いうまみをご堪能いただけます。
毎朝のお味噌汁にぜひご利用ください。

 

山形屋商店のその他の商品

 

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【山形屋】日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店
山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

佐藤徹広さんと息子さん。収穫したお米と一緒に。

黄金色の稲穂は純白のお米へ。収穫とお米の特徴、放射性物質の検査について。

佐藤徹広さんと息子さん。収穫したお米と一緒に。

 

この記事では以下の内容をご紹介させていただきます。
・品種別のお米の特徴
・福島県が取り組むお米の放射性物質の検査の体制
・佐藤さんのお米の検査結果
・全国各地で行われている食品の放射性物質検査の結果
・精米のポイント

 

10月も中旬に差し掛かり、稲刈りや刈った稲を干している風景を県内外のあちらこちらで見かけるようになりました。秋は新米の季節、艶やかな白いご飯が食卓を彩る季節です。以前、相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんのお米が収穫間際とお伝えしましたが、佐藤さんのお米も収穫まっただ中で、順次出荷が始まっています。

 

収穫された佐藤徹広さんのお米

有難いことに、受付開始前からご注文を数件いただいております。佐藤さんご本人は、本当に(ウェブから)注文が来るんだね、とおっしゃっていました(笑)。ご注文いただきました方にはこの場を借りて御礼申し上げます。

 

佐藤さんの詳しいお話はこちら↓
【佐藤徹広】次世代に経験を残したい――。国際大会で金賞を受賞した農家の米作りにかける想い

 

特徴に違うものの、それぞれ美味しい

佐藤さんが育てているお米は、コシヒカリ、ヒトメボレ、そして福島県が開発した新品種・天のつぶの3種類。お米の王道はやはりコシヒカリで、佐藤さんが昨年度の国際大会で金賞を受賞したのもこの品種です。ですが、それぞれ特徴があり、どれも総じて美味しいのです。

ここで福島県が制作した天のつぶのパンフレットに掲載されている食味官能試験結果をご紹介いたします。

 

品種別のお米の特徴

 

こちらを見ると、コシヒカリはバランスの取れた万能タイプであるのに対し、ひとめぼれは粘り気があり柔らかいのが特徴だと分かります。この図には記載されていませんが、粒が大きいことでも知られています。一方で天のつぶはヒトメボレ同様に粒が大きいのですが、「硬さ」の値がコシヒカリ、ひとめぼれより高く、しっかりとした食感を楽しめるのがポイント。佐藤さんは「食感がしっかりしているからおにぎりとか手巻きがおすすめ」と言っていました。

さて、収穫された稲穂は機械で乾燥をさせた後、玄米となります。使う機械がこちら。

 

モミを乾燥させる機械

モミを入れて乾燥させる機械

 

背丈よりだいぶ高い機械に脱穀したモミを入れ、お米を循環させながら温風で乾燥させます。そして玄米にした後、放射性物質の検査を行ったうえで、安全が確認できたもののみを出荷しております。

 

全量全袋検査と佐藤さんのお米の検査結果

福島県では、収穫された米を出荷する前に、放射性物質の全量全袋検査に取り組んでいます。検査の方法はスクリーニング検査で、玄米の状態で行われます。検査の結果、食品衛生法が定める基準値である100Bq/kgを少しでも超える可能性があったと判断された場合は詳細結果を行い、基準値を超えたものは流通させないように徹底しています。

検査済みの米にはそれを示すシールが貼られるのですが、このシールのQRコードを読みとるか、以下のウェブサイトに識別番号を入力することで、検査結果を確認することができます。
・放射性物質検査情報:https://fukumegu.org/ok/kome/

 

福島県では検査済みの米と分かるようにシールを貼っています

・検査済みの米にはこのようなシールが貼られます。

 

以前に別の記事でも書きましたが、福島県全域では昨年度(平成25年度)、99.99 %のお米が基準値未満であり、99.93 %が測定下限値未満(25Bq/kg)でした。

佐藤さんのお米も昨年度はすべて測定下限値未満、つまり不検出でした。今年度収穫されたお米も順次検査を行っていますが、先日、30点ほど検査をした結果をお聞きしたところ、すべて基準値未満。なお、佐藤さんが検査を行った測定所では細かな値も出たようで、平均値は1.8Bq/kgとのことでした。これは飲料水の基準値である10Bq/kgよりも低い値です。

 

皆さんの中には「他県はどうなの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。各地の放射性物質の検査結果をデータベースとして公開しているウェブサイトがありますので参考までにご案内いたします。

 

みんなのデータサイト

・みんなのデータサイト:http://www.minnanods.net/

 

こちらは名古屋の「未来につなげる東海ネット・市民放射能測定センター(C−ラボ)」、東京の「こどもみらい測定所」、「高木仁三郎市民科学基金(高木基金)」などの組織により運営されているウェブサイトです。
以下に、ウェブサイトの紹介文を引用いたします。

 

“全国の市民放射能測定室(所)で長期間にわたり積み上げられたデータを、統一形式で登録し、誰にでも分かりやすく手軽に検索表示ができるよう努めている、インターネット上のデータベースです。”

 

以下から、お米を含む、各地で行われた穀類の検査結果を知ることができます。
http://www.minnanods.net/mrdatafoodcat/food_%E7%A9%80%E9%A1%9E.html

 

さて、話は佐藤さんのお米に戻りますが、美味しいのはもちろんのこと、当然ですが安全なもののみを出荷していますので安心してお召し上がりいただければと思います。

 

お米は食べる前に精米!

先日佐藤さんに教えていただいたのですが、玄米は精米すると日が経つにつれて風味が損なわれるのだそうです。ご存じの方も多いかもしれませんが、取材スタッフは恥ずかしながら知りませんでした……。
相馬本家では30kg玄米もお取扱いしております。ご注文される方は、何回かに分けて精米すると、常に風味豊かな新米の味を楽しんでいただけるかと思います。

一方、2kgのパッケージもご用意していますので、こちらは「ちょっと試してみようかな」という方にオススメです。それぞれ食べ比べして、お気に入りを見つけてみるのも面白いかもしれません。

 

佐藤徹広さんのお米、1kgのパッケージ。

・コシヒカリと天のつぶのパッケージ。写真は1kgですが、2kgも同様のパッケージとなります。

 

日本人の食卓にお米は欠かせません。国際大会において機械とお米のソムリエの両方が美味しいと認めた佐藤さんの新米を、ぜひお試しください。

 

佐藤徹広さんのコシヒカリ

精米したコシヒカリ

佐藤さんのお米の商品ページはこちら!

収穫直前、黄金色に染まる今田の田んぼ

昨日、相馬市今田のお米農家・佐藤徹広さんの田んぼにうかがいました。

前回お邪魔した時は、稲穂は鮮やかな緑色でしたが、現在はすっかり黄金色に染まり、美しい実りの風景が広がっていました。

 

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黄金色に染まる田んぼ

・黄金色に染まる稲穂

 

8月下旬の田んぼの風景

・8月下旬時の風景。稲穂はまだ鮮やかな緑色をしている

 

田んぼによって時期は若干異なるとのことですが、今月の末から収穫がはじまるとのこと。この黄金色の稲穂が輝く白い精米になり、みなさんの食卓にお届けできる日ももうすぐです。

 

佐藤さんが育てているお米は、コシヒカリ、ひとめぼれ、天のつぶの3品種。コシヒカリは、昨年度の「米・食味分析鑑定コンクール」で約4,000点の中から金賞に選ばれています。

経験だけで米作りをするのではなく、経験を数値や文章で資料化し、感覚だけに頼らない安定した米作り(*)に励む佐藤さんのお米は、ぜひとも多くの方に食べていただきたいですし、我々取材スタッフも早く食べたい!という思いです(笑)。

*佐藤徹広さんのご紹介記事はこちらからお読みいただけます:【佐藤徹広】次世代に経験を残したい――。国際大会で金賞を受賞した農家の米作りにかける想い

 

さて、福島県で作られるお米は、放射性セシウム濃度の全量全袋検査(スクリーニング検査)を行ったうえで販売をしております。スクリーニング検査を実施し、食品衛生法が定める基準値である100Bq / kgを超えたお米は市場に流通しないように管理を行っているのです。

また、検査の結果は、以下のウェブサイトで確認することが可能です。

 

福島県全域でみると、昨年度(平成25年度)は、99.99 %のお米が基準値未満であり、99.93 %が測定下限値未満(25Bq / kg)であるというデータが出ております。

佐藤さんのお米も昨年度はすべて測定下限値未満であったとおっしゃっていました。

もちろん、これから収穫される佐藤さんのお米も、検査を行ったうえで、皆さまの食卓にお届けいたします。

 

季節はすっかり食欲の秋。丁寧に育てられた美味しい新米は、皆さまの食卓をいっそう美味しく演出してくれるはずです。

 

黄金色に色づく稲穂

 

佐藤さんのお米の商品ページはこちら!

相馬市今田の米農家 佐藤徹広さん

【佐藤徹広】次世代に経験を残したい――。国際大会で金賞を受賞した農家の米作りにかける想い

相馬市今田の米農家 佐藤徹広さん

福島県は、米作りが盛んな県。この米どころ福島から、昨年、新米の美味しさを決める国際大会「米・食味分析鑑定コンクール」で金賞を受賞した生産者が2名います。ひとりは福島県岩瀬郡天栄村の内山正勝さん、そしてもうひとりが、福島県相馬市今田の佐藤徹広さんです。受賞したのはコシヒカリでした。

 

佐藤さんは、これまでいわき市の建設会社で働く傍ら、米農家を兼業してきましたが、2010年に会社を定年退職。これを機に米作りに専念するようになりました。翌年、震災が起きたものの、希望を捨てず米栽培を継続――。そして2013年、この国際大会で金賞を受賞したのです。名誉ある賞を相馬の米が、それも震災後に受賞したという事実は、他の農家の方々にとっても励みになるはずです。

 

今年も金賞を獲得すべく、そして新たな米作りを次世代に伝えるべく、日々田んぼと向き合う佐藤さんにお話を聞きました。

 

約4,000点の中から選ばれた米

昨年度の「米・食味分析鑑定コンクール」に出品された米は3,954点。これらの米を機械と人が選別し、金賞を選びます。

 

佐藤さん:米を作ってる農家って「ウチの米は全部絶対美味しいよ」って言うわけ(笑)。この大会では、それを客観的に見るために機械で計るんですよ。食味分析計ってやつで。それで美味しさを表す食味値という点数が出てくる。この点数の上から40番までの米が最終審査に進むんです。それを今度は食味鑑定士という方が食べ比べて、40点の中からまた順位を決めます。機械だと甘味とか、風味、歯ざわりなんかが分からないから。最後はやっぱり“ベロメーター”ですね(笑)。去年は、金賞は17点選ばれました。

 

佐藤さんは資料を使いながら説明してくれた

・佐藤さんは資料を使いながら説明してくれた

 

4,000点から金賞に選ばれるのはたった17点。そのひとつに選ばれた佐藤さんの米の特徴はどこにあるのでしょうか。

 

佐藤さん:稲作の指導であちこちたくさんの米を食べてきた方には「佐藤さんの米は甘いね」と言われました。これが特徴なのかなぁ。私はほら、私の家の米しか食べてないから、比較しにくくて(笑)。外食なんかした時は、自分の米との違いは感じますけど。

 

やはり手塩にかけて育てたお米。美味しさへの自信が感じられます。

 

相馬から金賞を続けて出したい

佐藤さんが田んぼを構えるのは相馬市内の今田という地区。稲がすくすくと育ってくれそうな見通しのよい広々とした土地です。

 

佐藤さん:この辺で作る米はうまいんですよ。水と土がいいからね。私はこの辺りの米を特化したいんです。米・食味分析鑑定コンクールも、続けて相馬から金賞を出したい。やっぱり一回だけじゃあ定着しないので。(福島県の)天栄村とか(長野県の)木島平村なんかは常連なんですが、相馬はそうではない。名前の強さがないので、受賞し続けるには相当な努力が必要になるとは思うのですが。
自分が育てた米だけではなく、相馬の米の美味しさを伝えたい――。淡々と話す佐藤さんですが、お話を聞いていると、語り口とは対照的な熱い想いが伝わってきます。

 

ご自身の田んぼを案内する佐藤さん

・実際に佐藤さんの育てた田んぼを案内してもらった

 

種もみを田んぼに直接播く栽培方法「直播(ちょくは)」を採用

佐藤さんの米は、種もみを田んぼに直接播く直播(ちょくは)という栽培方法で作られます。
佐藤さん:直播というのは、文字通り種もみを田んぼに規則正しく播いていくんです。上手に播けば、苗を植えた田んぼと見分けがつかないくらい、きれいな田んぼになるんですよ。

 

直播で育てた稲
・直播で育てた稲

 

佐藤さん:うちの米は、もともと直播で作っていたわけではないんです。(農業機械のメーカーである)クボタが、直播の実演をする予定だった田んぼが津波の被害で使えなくなってしまったということで、うちに声をかけてきたんです。それが始まりです。

 

小さく軽い種もみを播く……。雨や風で流されることはないのでしょうか。素人目には気になるところですが、その対策もあるといいます。

 

佐藤さん:流されないように、種もみに鉄の粉でコーティングするんです。種もみが見えなくなるので、スズメが食べてしまうといった被害もなくなります。コーティングする鉄の量を減らしてみたこともあるのですが、その時はスズメに食べられましたね(笑)。

 

今でこそ笑ってお話されていますが、長年米作りを続けてきた佐藤さんにとっても直播は震災後に始めた栽培方法。コーティングの例に限らず、はじめは不安や失敗、困難もあったと言います。

 

佐藤さん:苗で植えれば無難なんです。間違いなく収穫に結びつくから。これ(直播)は生えてくるかどうかが不安で。芽が出てきてやっと、ああってほっとしますね。芽が出ないことはないんですが。なんでも諦めなければ必ず芽が出るからね(笑)。あとは雑草の管理が難しい。苗で植えた場合は体系立って管理ができるのですが。直播だと、よーいどんで芽も雑草も生えてくるので……。

 

初めの年は大変なことばかりでしたが、直播をはじめて今年で4年目。安定した米作りができるようになりました。

 

佐藤さん:(始めた当初と現在ではノウハウが)もちろん全然違います。経験を蓄積してきたので。

 

そう言って佐藤さんは、1冊のノートを見せてくれました。そこには、いつ種もみを播いたか、どんな肥料をどれだけ使用したかなど、米作りの経過が細かにまとめられていました。これまでの経験を数値と文章でまとめ、「こうすればうまくいく」という感覚を“見える化”しているのです。失敗を含め、経験を無駄にしない。それが佐藤さんの米作りの特徴です。

 

ゴールは次世代に“これからの米作り”を残すこと

直播は従来の栽培方法に比べ、米作りにかける労力をかなり抑えられると言います。苗をハウスで栽培する方法だと、苗の箱をハウスや機械に何度も運ぶ必要があるからです。これが、米作りで大変な作業のひとつだそうですが、直播だとこの工程をすべて省くことができる。

 

佐藤さん:次の世代のことを考えてるんです。ここらへんも高齢化が進んでるし、若い人もあんまり米作りをやっていないから。そうすると、一人当たりの扱い面積が増えてくる。だからいずれ直播になっていくはずなんです。その時に、次に直播をやる人たちに「こういう状態だったらこうなるから大丈夫だよ」ってのを教えてやりたい。やっぱり初めては誰でも心配だから。

 

4年目の直播による米作りも、もうすぐ収穫の時期。「収穫の時期になったらまたおいで」と、佐藤さんは言ってくれました。

64歳となる今も、日々米作りに励む佐藤さん。今年は10月1日から受付を開始し、10月15日以降、発送ができるとのこと。秋、相馬本家を通じて皆さんにご案内させていただきます。

 

*福島県で作られるお米はすべて放射性物質の検査をしています。

*なお、佐藤さんが育てるお米は検査の結果、毎年不検出となっております。

 

 

稲に花が咲き始めていました

・取材時は稲にちょうど花が咲き始めていました

 

佐藤さんご夫婦

・取材後、佐藤さんのお宅で育てているお野菜をおすそわけしていただきました。ありがとうございました!

 

*2014/9/24の収穫直前に改めて佐藤さんの田んぼを訪れました。その際の記事は以下からお読みいただけます。

収穫直前、黄金色に染まる今田の田んぼ

 

佐藤徹広さんのお米はこちら!

 

お米農家・佐藤徹広さんのお宅のにゃんこちゃん

お米農家のおうちに可愛いニャンコが!

先日、相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんのお宅へお邪魔いたしました。

 

佐藤さんが育てるお米は直播(ちょくは)という、種もみを直播きする方法で育てています。その直播で育てたお米が第15回米・食味分析鑑定コンクール国際大会で金賞を受賞したのです。

 

栽培方法や自身のお米のことを聞くべく、お宅にお邪魔したのですが、取材の途中で「にゃあ」と鳴き声が。振り向いてみると、そこには小さくてかわいいニャンコちゃん。

 

猫好きのカメラマンは、取材そっちのけでニャンコのもとへ。そしてすかさずパチリ。
どことなく哀愁漂いますが(笑)、かわいらしい姿に朝から癒されました。

 

佐藤さんのお米については、また詳しくご紹介させていただきます。

 

お米農家・佐藤徹広さんのお宅のにゃんこちゃん

ニイツマフーズの皆さま。写真右から2番目が代表取締役の新妻宏行さん

【ニイツマフーズ】お客さんの声を受け、お惣菜から贈答品に――。香ばしくてジューシーな豚ロースの味噌漬

ニイツマフーズは、大正12年、初代 新妻金助さんが創業した精肉店です。もともとは相馬市街地の中心部に店を構えていましたが、店舗拡大を繰り返し、現在は「道の駅 そうま」の近くに店舗兼加工場を構えています。

 

ニイツマフーズの皆さま。写真右から2番目が代表取締役の新妻宏行さん

・ニイツマフーズの皆さま。写真左から2番目が代表取締役の新妻宏行さん

 

“初代の名前を冠した看板商品・金助漬”

看板商品の金助漬

 

ニイツマフーズの看板商品が「金助漬」。国産の豚ロースを吟味し、家伝の味噌ダレに漬け込んだ逸品です。奥深い味わいのタレが豚肉の甘さをいっそう際立たせ、焼き上げた時の味噌の香りが食欲をそそります。お肉に散りばめられた白胡麻も味と香りのアクセントに。ひと口ほお張れば、白いご飯がススムススム。気が付けば「おかわり!」なんて声が飛び出しそうです。

金助漬について代表取締役の新妻宏行さんにお話をうかがいました。

 

新妻さん:もともとご家庭向けの惣菜として販売していたんです。それが、地元の方々の評判が良かったもので、じゃあ贈答用にしてみようと。そんないきさつがあり、現在のように専用の箱に入れて販売するようになったんです。

 

なるほど、確かに“お惣菜”と言ってしまうにはなんだかもったいない……。

 

さて、豚肉の旨みを引き出しているのが、たっぷりと使われている秘伝の味噌ダレ。

 

新妻さん:このタレは、試行錯誤を重ねてできたものなんです。“豚肉に合うもの”を開発しました。このタレがお肉にじっくりしみ込むよう、お肉を味噌に漬け込んでから真空パックにしてお届けいたします。

 

商品は真空パックでお届けします

・商品は真空パックでお届けします

 

”震災の影響はあるものの、人気は上々”

新妻さん:やっぱりご注文をいただくのは、お中元やお歳暮といった時期ですね。贈り物でもらって食べた方が、“美味しかったから”とご自身で購入してくださる方もいます。そうやってリピーターになってくださる方も多いんですよ。あるギフトカタログに掲載していた時は、東北の売上トップになったこともあるんです。

 

このようなお話を聞いていると、右肩上がりの人気を想像してしまいますが、実際はその通りではありません。

 

新妻さん:震災前は県外からのお引き合いも多かったのですが、震災後少なくなりましたね。やはり福島県産という響きで購入を控える方もいるのでしょう。ギフトカタログのお話も震災後はなくなりました。金助漬も、昔は福島県の肉を使用していましたが、現在は他県のものを厳選して使っています。

 

取り巻く状況に対応するべくとった決断。でも、現在の金助漬も、間違いなく昔から地元の人々に愛されてきたニイツマフーズの味。現在の売上についても「少しずつではありますが、右肩上がり」とのことで、美味しさを裏付けています。

 

”調理は簡単!弱火でじっくり焼くだけ”

金助漬の調理は「簡単ですよ」と新妻さん。

 

新妻さん:味噌が焦げないように注意しながら、弱火でじっくり焼いてみてください。油は薄くひくだけで大丈夫です。最近のフライパンはテフロン加工になっているので、その場合はひかなくてもよいかもしれません。あるいは、アルミホイルでくるんで、蒸し焼きにしても美味しくいただけます。

 

調理の手間も少なく、贈り物にもぴったりの金助漬。「お中元やお歳暮はもちろんですが、入学祝い、合格祝いなど、様々なシーンでご利用いただければと思います」と新妻さんは笑顔で結んだ。

 

 

国道6号線沿いに建つニイツマフーズの営業所

・国道6号線沿いに建つニイツマフーズの営業所

 

店内の様子

・店内の様子

 

お惣菜も充実しています! お近くにお越しの際はぜひ

・お惣菜も充実しています! お近くにお越しの際はぜひ

 

 

ニイツマフーズの商品はこちら!

ご注文時に商品を選択いただけるようになりました。

いつも相馬本家をご利用いただきありがとうございます。

この度、ウェブサイトの修正を行い、注文画面でご注文の商品を選択できるようになりました。

ご希望の商品を選択いただけるプルダウンと、個数を入力いただくフォームを設置いたしました。

 

 

パソコンでの表示は以下の通りです。

 

 

 

パソコンでの商品選択画面

 

 

スマートフォンでの表示は以下の通りです(画像はiPhoneの例)。

 

 

パソコンでの商品選択画面

 

ぜひ、ご利用ください!

「シティ情報ふくしま」でご紹介いただきました。

商品をお買い上げくださっている皆様、SNSを通して情報をシェアしてくださっている皆様、いつもありがとうございます。

さて、福島県のタウン情報誌「シティ情報ふくしま」の8月号で、相馬本家をご紹介いただきましたのでご報告いたします。お声掛けくださった編集部に、この場を借りて御礼申し上げます。

 

ご紹介いただいた記事がこちらです↓

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写真は、海鮮フーズの青田社長と、相馬の海の郷土色「あんこうの肝和え」です。青田社長は、快活でとても魅力的なお方です。相馬本家の作り手紹介において、今後皆様にご紹介させていただきます。

さてさて、この「あんこうの肝和え」ですが、ご飯のおともに、お酒の肴にぴったりです。物産展などでも販売しており、人気の高い逸品。ぜひぜひ、お試しくださいませ。

 

【あんこうの肝和え】

https://www.soma-brand.jp/2014/04/11/id-149/

「市民のひろば」がオープン! 特産品販売を実施しました。

7/26(土)は、1,000年以上の歴史を誇る伝統行事「相馬野馬追」の初日でした。ここ最近不安定な天気が続いていましたが、そんな不安をよそに、空にはきれいな青が広がり、最高の天気でスタートしました。

さて、同日、相馬市内では市民が集い交流を深めることを目的とした多目的スペース「市民のひろば」のオープニングセレモニーが開かれました。「市民のひろば」は、昨年の10月に開館した相馬市民会館と、歴史資料収蔵館、郷土蔵の間の駐車場のスペースです。約220台分のゆったりとした敷地を、イベントスペースなどに活用していただけます。

セレモニーでは、オープニングを記念したテープカットや山田邦子さんのトークショーなどが行われ、訪れた人に楽しんでいただきました。

相馬本家を運営する、我々「ふるさと相馬ブランド化推進協議会」も、特産品の販売を行いました。また、試験操業で水揚げされたタコとつぶ貝、相馬産米を使用した特製シーフードカレーを無料で配布し、相馬の食をPRいたしました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

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【無添加】極上相馬味噌 6パック

北海道産大豆「とよまさり」を使用し、2年間熟成させた麹歩合10割のこうじ味噌。
無添加、そして生味噌であるため、酵母が生きています。
創業150年の山形屋伝統の天然醸造による生味噌は、純粋な味噌の風味と深いうまみをご堪能いただけます。
毎朝のお味噌汁にぜひご利用ください。

 

山形屋商店のその他の商品

 

スタッフブログ

【山形屋】日本一に選ばれた、醤油・味噌の老舗醸造店
山形屋商店の5代目渡辺和夫さん

えごまドレッシング

じゅうねんとは、シソ科の一年草である「えごま」のことで、ゴマ同様、種類は白じゅうねん、黒じゅうねんと2種類あります。健康によいとされ、注目を集めている食材です。

宇治甘露園の畑で収穫された相馬産のえごまを使用し、独特の風味と香ばしさを感じていただけるまろやかなドレッシングに仕上げました。

 

「油っこくないゴマドレ」が当製品の味のイメージ。「濃厚なのにしこくない」味を実現しています。
野菜はもちろん、お肉や麺料理等、幅広くご利用いただける味に仕上がっております。

 

宇治甘露園のその他の商品

 

スタッフブログ

【宇治甘露園】魔法瓶に助けられた? 宇治茶文化を相馬に広めたお茶屋さん
宇治甘露園

【船橋屋製菓】はじまりは式菓子――。明治21年から続く、相馬市民おなじみの製菓店

相馬市で船橋屋製菓を知らない人間はモグリ……とまでは言いませんが(笑)、「船橋屋製菓」は、それほど相馬市民に馴染みのある製菓店です。創業は明治21年(1888年)。船橋屋製菓の上生菓子は、平成11年、天皇皇后陛下もお召し上がりになったこともあり、市街地に建つ蔵造り風の本店からは風格がうかがえます。

 

・相馬の市街地に建つ本店

・相馬の市街地に建つ本店

 

とはいえ、敷居が高いというわけではなく、どのお菓子を見ても価格はリーズナブル。また、職人の技が光る上生菓子や素材にこだわった羊かんといった本格的な和菓子を作っている一方で、お子さんや女性が喜びそうな可愛らしいプチケーキなども販売していて、老若男女、幅広い方に親しまれています。

 

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・明るく広々とした店内

 

今回は、100年を超える年月に渡り、相馬でお菓子屋さんを続けてきた船橋屋製菓の、創業時のお話や、名物「カステラせんべい」のお話を、代表取締役の羽根田万通さんにうかがいました。

 

“当時は珍しい式菓子を始めたお店”

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・代表取締役の羽根田万通さん

 

 

羽根田さん:創業当時、お祝い事でお出しする式菓子を出していたようで、それが広く受け入れられました。というのも、相馬は二宮尊徳の報徳仕法を実践していた土地で、質素倹約の考えが根付いていました。だから、例えば祝儀の際に豪華な紅白の菓子を出すなんて文化がなかった。そこに(当時の船橋屋の人が)そういうお菓子の文化や作り方を(相馬の)外から持ってきたものだから、当時は驚かれたようです。

 

船橋屋製菓は、現在、相馬市内に3店舗、宮城県亘理町(わたりちょう)に1店舗の計4店舗を構えるほか、相馬市に自社工場を持っており、多くの人が働いています。

 

羽根田さん:船橋屋製菓では、現在約60名の方が働いています。相馬市は現在人口約35,000人ですから、その中では大きな企業です。実は、この“大所帯”という特徴は昔からあったもので、当時も多くの従業員を抱えていたようですね。式菓子を作ることができた菓子屋が、当時はほかになかったということも理由にあると思います。大所帯だからこそ、苦労も大きかったと思います。戦時中(第二次世界大戦)、砂糖や小麦粉や贅沢品とされ、配給制になったでしょう。あの時は特に大変だったと思います。

 

“大正皇后陛下も召し上がったカステラせんべい”

船橋屋製菓を代表するお菓子のひとつに「カステラせんべい(相馬せんべい)」があります。名前の通り、カステラのような味の洋風おせんべいですが、甘さはカステラよりも控えめで、卵の優しい味わいが際立ちます。しっとり、もっちりとした弾力ある生地も特徴的。大きさは大人の手のひらより大きく、とても食べごたえがあります。

 

羽根田さん:カステラせんべいは、明治の時代からずっとお出ししているお菓子。大正時代には、皇后陛下にもお買い上げいただきました。

 

“若い人にも、ご年配にも、おなじみのお菓子たち”

さて、カステラせんべいのほかにも、船橋屋製菓には、“おなじみ”のお菓子があります。そのひとつが「お星さまケーキ」。相馬で「ケーキと言えば?」と聞くと、多くの人からこの名前が挙がります。

 

相馬の人たちに「どんなケーキ? どこが好き?」と聞いてみると、「生クリームがたっぷり」「ふわふわで美味しい」「土台のチョコレートが好き」「誕生日に必ず食べる」と、さまざまな声が返ってきて、まさに「相馬の定番」という印象を受けます。

 

残念ながら、相馬本家ではお星さまケーキは扱っていないのですが……、相馬に来られた際は、ぜひお買い求めください。

 

現在、相馬本家では「カステラせんべい(相馬せんべい)」のほか、バターをたっぷり使った焼きドーナツや、風味豊かな「青のりようかん、柚子ようかん 詰合せ」、和洋の「銘菓の詰合せ」をお取扱いしています。

長きに渡り、相馬市民に親しまれ続けている「相馬の定番」を、ぜひお試しください。

 

 

・本店にはレトロな喫茶スペースも

・本店にはレトロな喫茶スペースも

 

 

船橋屋製菓の商品はこちら!

  • 相馬せんべい

 

函館・東北チャリティープロモーションに参加してまいりました。

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6月21日(土)・22(日)に開催された、「函館・東北チャリティープロモーション」で相馬市のPRを行ってまいりました。

このイベントは、函館・みなみ北海道が「ともに立ち。ともに歩む。」をスローガンに、北海道と東北の架け橋としての役割を果たしながら、観光をはじめとする交流を深める取り組みの一環で開催しているイベントです。

福島からは、福島市・相馬市・二本松市・伊達市の4市で構成される「福島観光圏」が出展。相馬市の商工観光課も参加し、物産や観光のPRを行ってきました。

 

ブースでは、船橋屋製菓の「カステラせんべい(相馬せんべい)」、マルリフーズの「べっこう青のり」、佐藤海産物店の「青のり佃煮」、大江製菓の「相馬麦つきせんべい」を販売。

 

HT-CharityPR02

 

お天気にも恵まれ、多くの方に足をお運びいただき、持って行った物産は完売することができました! ありがたいことに、日曜日は行列も見られ……嬉しい限りです。

中には昨年もご購入してくださった方もおり、継続的なPRの大切さを実感いたしました。

 

足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!

 

【岡田海苔店】旬の一番初めに採れる海苔を、焼き立てで

松川浦に流れ込む、穏やかな宇多川の近くに事業所を構える岡田海苔店は、岡田建義さん、奥さんのヨミさん、娘さんの亜希子さんのご家族で営む海苔屋さん。有明産を中心に各地の海苔を吟味して仕入れ、焼き海苔、味付け海苔を製造販売しています。

今回は、みなさんに、普段何気なく食べている海苔について、岡田海苔店の商品について、お話をうかがいました。

 

・岡田建義さん(中央)と、奥さんのヨミさん(左)、娘さんの亜希子さん(右)

・岡田建義さん(中央)と、奥さんのヨミさん(左)、娘さんの亜希子さん(右)

 

“一番摘みの海苔のみを使用しています”

海苔は、日本人の食生活において“当たり前”の食材。だからこそ、海苔について詳しく説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか? お恥ずかしながら、かくいう取材スタッフもこれまであまり何も考えずに海苔を食べていました……。

 

建義さん:実は海苔にも旬がありまして、11月から1月の間のものが美味しいと言われています。その中でも、11月に採れる“秋芽”と呼ばれる海苔と、海苔のタネをつけた網を一度冷凍保存し、1月に収穫する“冷凍”と呼ばれる海苔の2種類に分けられます。それぞれ特徴があって、秋芽は甘味、香り、それから歯切れと、3つともに優れています。一方で冷凍網は、コクやうまみがあると言われています。どちらが良いかというのは、海苔屋によって意見が異なるのですが、うちでは、秋芽の海苔の中でも一番最初に採れる“一番摘み”と呼ばれる海苔のみを使っています

 

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季節によって味や風味が異なる一方、浜によっても味が異なるそうです。

 

建義さん:なかなか気づかないかもしれませんが、海苔って取れる場所によって、浜の味というか、特徴が異なるんです。しかも、同じ浜でも毎年同じ味の海苔が育つとは限らないんです。

 

魚や果物と同じように、産地により特徴があるということには驚きです。

また、同じ海苔でも、風味や見た目に応じて“等級”が付けられるといいます。岡田海苔店では、使用する等級に応じて、焼き海苔の価格を3つ用意しています。もちろん、すべて“秋芽の一番摘み”のみを使った焼き海苔です。

 

・焼き海苔は等級に応じて3種類を販売

・焼き海苔は等級に応じて3種類を販売

 

“海苔は注文を受けてから焼いています”

岡田海苔店は、商品の販売店舗を設けていません。また、岡田家の3名で工場を切り盛りしています。この小規模経営だからこそ、出せる特徴もあるといいます。

 

亜希子さん:うちは、注文を受けてから海苔を焼いているんです。これはきっと大きな会社ではできないことだと思うんです。それが、小さい店ならではの良さなのではないでしょうか。

 

ヨミさん:小さい店ではありますが、みなさんに美味しい海苔を少しでもお安くお届けできるように頑張っています。

 

素材にこだわり、手間をいとわず、一枚一枚ていねいに焼き上げている岡田海苔店の焼き海苔は、普段の食卓だけでなく、ご贈答の品としてもぴったりです。製造工場直売の美味しさを、味わってみてください。

 

・宇多川沿いに建つ製造工場。注文を受けると、ここで海苔を焼きお客様の元へお届けします

・宇多川沿いに建つ製造工場。注文を受けると、ここで海苔を焼きお客様の元へお届けします

 

 

 

岡田海苔店の商品はこちら!

東京足立区・しょうぶまつりに参加しました。

ご報告が遅くなりましたが、先週末の土曜日と日曜日、東京足立区のしょうぶまつりに「ふるさと相馬ブランド化推進協議会」として参加しました!
また、有限会社海鮮フーズの代表・青田さんもブースを出展し、ともに相馬市のPR。

 

海鮮フーズさんは、あんこう胆和えや穴子みそなど、相馬の郷土料理を販売し、ふるさと相馬ブランド化推進協議会は、相馬市の観光PRや海鮮フーズで500円以上ご購入された方を対象とした相馬物産品の抽選会などを実施してきました。

 

天気はあいにくの雨……ではありましたが、ブースに足を運んでくださった方々に、相馬のPRをすることができました。
傘を差しながらブースに来てくださったお客様に感謝いたします!

 

当日の様子を、いくつかご紹介させていただきます↓

 

・海鮮フーズのブース。その場で調理・販売を行いました。

・海鮮フーズのブース。その場で調理・販売を行いました。

 

・傘を差し、海鮮フーズのブースに来場してくださったお客様たち。お隣がふるさと相馬ブランド化推進協議会のブースです。

・傘を差し、海鮮フーズのブースに来場してくださったお客様たち!お隣がふるさと相馬ブランド化推進協議会のブースです。

 

・相馬物産の抽選会や観光情報のPRなども実施しました。

・相馬物産の抽選会や観光情報のPRなども実施しました。

 

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!

今後も、相馬の魅力を発信してまいります!

足立区 しょうぶ祭りに出展いたします。

6月7日(土)、8日(日)に東京・足立区で開催される「しょうぶ祭り」に、「ふるさと相馬ブランド化推進協議会(相馬市商工観光課)」と、相馬本家でもお取扱いしている「海鮮フーズ」さんが出展いたします。

当日は相馬の郷土食をご紹介するほか、相馬の物産品が当たる抽選会も実施いたします。

しょうぶ祭りの会場は「しょうぶ沼公園」と「都立東綾瀬公園(ハト公園)」の2か所。私たちは「都立東綾瀬公園(ハト公園)」でブースを構えます。
“ソウマはウマイ”と、ご来場される方にアピールしたいと思います!

両会場は徒歩圏内です。きれいなハナショウブや大道芸、スタンプラリーに各地の美味しい食……と、見どころ・食べどころ満載ですので、会場をはしごして、お祭りを楽しんでいただければ幸いです。

天気が良くなることを願いつつ、週末を楽しみにしています。
お近くにお住いの方も、そうでない方も、ご来場、お待ちしております!

 

<販売・出展内容>
●海鮮フーズ
あんこう、ほたて、鶏塩糀漬等の唐揚げや、あんこう胆和え、穴子みそ、つぶ山海漬、小女子、ぬかさんま等

●ふるさと相馬ブランド化推進協議会
海鮮フーズで500円以上ご購入された方を対象に、相馬物産品の抽選会を実施

<しょうぶ祭り 概要>
●日時:平成26年6月7日(土)、8日(日) 午前10時~午後4時 ※雨天一部中止

●会場
・しょうぶ沼公園(足立区谷中二丁目4番1号)
・都立東綾瀬公園(ハト公園:足立区綾瀬三丁目10番)

*詳しくは以下の公式ホームページをご覧ください
http://adachikanko.net/event/syoubu2014/

 

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